本日未明、国会にて前代未聞の『国民トースト化法案』が可決され、あらゆる種類の食パンが正式に日本国民として認定されることが決定した。発案者である大臣サンド・ミミヒラキ(38)は「これで多文化社会の壁をパン一斤で破壊できる」と意気込みを語った。法案により食パンには参政権、パスポート、健康保険証などが交付され、移住者支援の新たな局面を迎えている。
国会前には今朝早くから数百枚の食パンが押し寄せ、牛乳やマーガリンとの異文化交流が盛大に行われた。直後に設置された『トースト大使館』では、外国ルーツの食パン(例:ブリオッシュ、サワードウ)が独自の国歌を歌い始め、一部ではバゲットによるダンスパフォーマンスも観測された。「今まで挟まれるばかりの人生だったので、これからは挟む側として社会貢献したい」とは移民食パン代表のクラム・イリカ氏(5枚切り)のコメント。
専門家筋からは、アイデンティティ問題にも注目が集まっている。多文化教育の第一人者である教授フレンチ・トースター氏(55)は「一斤単位で帰化が認められる異常事態。今後は人間とトースト間のヘイトスピーチ発生や、カビ派閥と焼き派閥との分断にも配慮が必要」と警鐘を鳴らす。すでに一部の保守派市民からは『ジャム後進国では市民権は認めないべきだ』との声も上がったが、これには発酵市民団体が即座に抗議デモを展開した。
SNS上ではパンによる選挙区再編『ブロック・トースト制』を支持する声や、「クロワッサン移民への寛容な対応を!」といった多様性肯定派のメッセージが多数拡散。いっぽうで、食パン大量流入による炊飯器市民からの“不公平訴訟”も予告されている。また、文科省は来年度より、すべての小学校に『表面カリカリ多文化共生タイム』を新設し、児童たちは持参した食パンに自分の将来像を焼き込む新たなキャリア教育を義務付けることとなった。
今後は食パン市民と既存人類とのハイブリッド議会設置が検討されているほか、国際交流のため『食材外交修学旅行』が熱望されている。ある小麦農家(47)は「明日からは我々も新しい家族を毎朝うけいれる覚悟」と語り、多文化共生社会の夜明けに複雑な期待を滲ませた。
コメント
いや、健康保険証の発行窓口に食パン並ぶ未来、誰も止めなかったの?カビたら失効ですか…?
バゲットのダンスが幻覚じゃない世界線!?次はバターロール議員の誕生だな。パン界の春が来た。
トースト大使館でパン同士がケンカしたら、バラバラになったパンにパスポート再発行できる?w
自分も明日から炊飯器として市民権主張していいですか?おにぎり外交には誰が対応します?
なんだろう…読んでたら妙に納得してきた。確かに食パンにも選挙権あげてもいい気がする、不思議だけど。