世はまさに、足元から信仰心が湧き上がる時代となった。謎多き『靴神社』が突如南アルプス山中に建立されて以来、その本尊“ぶ厚いインソール像”を目指す巡礼者が後を絶たず、今年はとうとう全国から2万人超の信者が押し寄せた。SNSでは「人生のソール(魂・靴底)が救われる」と感動の声が噴出し、史上最も滑りやすい聖地と話題になっている。
そもそも靴神社の起源は500年前、山伏のオダギリ爺が山道でサンダルを逆履きして以来、右足だけ異次元空間に吸い込まれたという伝説に遡る。以来、迷える人々は“正しい歩み”を求め、土踏まずの形をした参道で謎の修行を行うようになった。現地で巡礼ガイドを務める蛇草マリオ(29)は「新商品“すべすべ絨毯御守”や、毎朝10時の“靴鳴らしの儀”には千人単位の長蛇の列。みんな足に自信がないんです」と真顔で語る。
今年の目玉ファンイベントは、本尊インソール像の左右に隠された“伝説の靴ひも”を探し当てれば願いが3つ叶うという『ひも探し祭』。ただし堂内は全面滑り止め禁止で、参拝者のほぼ半数が“つま先開眼”状態で本尊に倒れ込むと噂される豪快さ。会社員の弓削院ノゾミさん(40)は「去年、転倒して以後、人生が足つぼマッサージみたいに刺激だらけです。ありがたいです」と涙声で話す。
また、限定グッズにも狂気が漂う。冥府の靴箱を模した御朱印帳、踏みつけると絶叫する“サンダル型おみくじ”、足汗を封じる“パウダー絵馬”など、どれも売上は爆上がり。信者の間では「靴磨き念仏」が大流行し、境内では若者グループによる“飛び出しベロアダンス”もはじけた。
宗教評論家の磯谷スリッパ男爵によれば「靴神社は一種の精神的足場です。この巡礼は自己の外反母趾に向き合う内的儀式であり、己を支える本尊はインソールしかない――そう思えた時、人は初めて歩き出せる」と深読みを披露した。来年は本殿裏の“片足だけの階段”も一般公開予定とされ、さらなる混乱と歓喜が約束されている。
コメント
冷静に考えて土踏まず型の参道って歩きにくすぎません?運動不足の私、巡礼どころか膝裏が開眼しそうなんですが…
ワシの右足も昨日から異次元に消えたままじゃ…靴神社よ、我がソール(魂)を返してくれぇ!ああ!つま先がモゾモゾ言いおる!
伝説の靴ひも!?3つ願い叶うなら…1 足が速くなる 2 ずっと滑らない 3 宝くじ当たる!よし、ひも探しに参上するぜww
飛び出しベロアダンス、正直やってみたい気持ち分かる…。つま先で魂感じる時代、悪くない。うん、妙に納得した。
靴磨き念仏って何そのパワーワードwww サンダル型おみくじって絶叫するの?靴だけにテンション爆上げすぎて、土踏まずがツルツルになる予感。