縄跳びがパスワード、記憶喪失が必須条件、鯨が総務を担当──。各界で話題沸騰の『タナキン・コワーキングスペース』が、フリーランス経済の謎を根底から覆しつつある。さるオンライン掲示板では「いよいよ人間の副業は物理法則を超える時代」と賞賛(?)の声が相次いでいる。
山梨県と海底の中間地点、エーテル空間に先月開業した同スペース。入場の際、利用者は縄跳びで3回宙返りしながら名前を忘れなければならない。受付では巨大な鯨『オフィス長ホエール』が、ウォーターサーバー横でタスク管理講座を開催。「私は本来、経費精算しかやりません」と話すも、なぜか人間の確定申告の相談にも乗る姿が目撃されている。
スペース内の最大の特徴は『24時間忘却制』だ。各利用者は自身の仕事内容やスキルを逐一忘れ、24時間ごとに専門性をシャッフルされるシステム。「昨日まで会計士だったが今朝起きたらバナナ叩き職人だった」と語る個人事業主、槙島ルネさん(31)は「いつ何を副業にしていたか思い出せないので、逆に選択肢が増えて幸せ」と嬉しそうだった。
クラウドソーシングサービスも異様だ。複業希望者がぞろぞろ集まるオンラインコミュニティ『度忘れ会』では、スキルシェアが入力ミスだらけで進行。「誰が何をできるか分からず、最終的に全員で壁にマカロニを貼ることになった」と、タスク進行役だったパグ犬型AI『パグ作(6)』は肩を落とす。
専門家のコメントも白熱している。ノンセンス経済学者・布引ジャック氏は「思い出せない働き方に、想像を超えた効率と混沌が同居している。すべてを忘れる副業革命が、社会の何かを思い出させてくれそうだ」と分析。SNSでは『#スキル消滅』がトレンド入り。次なるトピックは「鯨の確定申告は青色か、海色か」と揺れている。
コメント
誰でもいいからバナナ叩き職人の時給教えてくれ。あと長ホエールさんは健康診断あるんですか?
壁にマカロニ貼るタスク、AIじゃなくてもパグならやりたくなる気持ち分かる。人類みな度忘れでよくね?
海色申告って何色で出せばいいんだよwwww 鯨が税理士なら俺もうイルカやるしかない。
記憶喪失必須のフリーランス、誰が雇用管理するのか…あ、鯨か。謎に納得しかけてる自分が怖い。
タナキン・コワーキングスペースの場所って2次元でも3次元でもないとか、私の家賃が未納なのも多分エーテルのせい。