「気がついたら観葉植物が天井で回転していた」「本棚が空中浮遊を始めた」。全国の家庭で、リビングルームが突然無重力状態になる“リビング・ゼログラビティ現象”が報告されている。流行のZ世代インテリアに起因するこの異変、専門家や住民、SNS上で議論が白熱している。
現象が最初に確認されたのは、東京都内在住の学生・宇賀ノ内ルナさん(21)の自宅リビングだった。彼女が話題の『逆さ吊り壁面収納』を設置した夜、壁に吊ったサボテン、コーヒーカップ、果てはデスクチェアまでがふわりと浮遊し始めたという。翌朝には、照明のエジソンランプが部屋中央でスピン、「ルームフレグランスの香りだけが重力を守っていた」と語るルナさんの証言に、ネット住民たちは騒然となった。
同様の現象は、北は北海道、南は鹿児島まで急速に広がっている。原因の多くは、流行の『重力シフト系インテリア雑貨』の導入によるものとみられる。中でも人気の“フワット収納ラック”や“空中床マット”は、なぜか配置しただけで部屋の重力を消失させるとSNSで話題に。TikTokでは#おうち無重力チャレンジの動画投稿数が急増し、「わが家の冷蔵庫も回ってる」「猫が天井で毛づくろいしてる」といったコメントが溢れている。
専門家の間でも見解が分かれており、インテリア科学者の明恵寺真知子教授(仮想学問大学)は、「Z世代の”空間映え”への飽くなき探究心が、ついに量子重力バランスの崩壊に到達した。来年には“反重力カフェ”や“壁面読書会”も現れるだろう」と予想。また、異変に遭遇した主婦(39)は、「収納から出した米びつが自分で戻るので便利」と新たなメリットを喜ぶ声も。
一方で、影響はインテリアだけに留まらず、天井にかけたルームフレグランスがふとんに降り注ぐ、ペットのハリネズミがブラインドに刺さるなど、思わぬ混乱も起きている。家具メーカー連盟は「重力対策ボルト(仮)」の開発を進めているが、安全対策は今のところ各家庭任せ。SNSでは「インテリア雑貨に宇宙服が必須の時代が来た」など、現象のさらなる拡大が懸念されている。
この“おうち無重力インテリア化”現象、即時の落ち着きは見込めそうにない。流行と日常のはざまで、全国の家々は引き続き、浮遊する壁面収納や回転する本棚との共存を模索している。
コメント
いやさすがに重力消えるインテリアはないやろ…家で冷蔵庫回転したら修理どこの問題じゃないw
ついに我が家の猫も天井族に進化か……Z世代の進化は止まらない、次は水族館を空中に持ってきてくれ!
これは絶対にNASAと家具業界の密約だな。誰が得するんだ!俺の味噌汁返してくれ。
まあ夜中に米びつが自発的に戻ってくれるなら、俺も一晩くらい無重力でフワフワしてみても…いっか…なんか分かる気がする。
重力シフト系インテリア!?ww じゃあ明日は逆立ちでテレワークしよっかな!#空中会議はじまるぞ