犬用“人間型椅子”スタートアップ、高騰するバリュエーションに草原業界がざわつく

芝生の広場に背もたれに骨型装飾が付いた巨大な人型ロボット椅子に座る様々な犬たちと、困惑した人々が見守る様子。 スタートアップ
草原を埋め尽くす人間型ロボット椅子で堂々と座る犬たちと、その異様な光景に戸惑う通行人。

スタートアップ界に突如現れたベンチャー企業「ワンダフルチェア株式会社」が、犬専用の人間型椅子という斬新すぎるプロダクトでグローバルIPOを目指している。人間が犬の椅子になるのではなく、「犬が人間の椅子に座る」ことすらも逆転させ、「犬用として人間が椅子化されたロボット」を展開し始めたという。このナンセンスなマーケティング戦略が、草原や公園のエコシステム全体に波紋を広げている。

ワンダフルチェア株式会社の代表、鰐口アロエ氏(41)は「犬にだって椅子に座りたい意思がある。我が社の椅子は、犬の社会的地位向上とサステナビリティの証」と豪語する。初期プロトタイプは、全長2メートルの人型ロボットで、背もたれに骨のオブジェが大量装飾されている。犬専用AI搭載で、おやつ自動排出・シッポ振動水分補給機能なども実装。発売記念の実証実験では、芝生の広場に設置された100脚の“人間型椅子”に座った犬たちが逆立ちしたまま2時間微動だにせず、通行人を困惑させた。

驚くべきはそのバリュエーションだ。IPO前の資金調達ラウンドで、毛玉主義投資パートナーズをはじめ50社が参画。企業価値は推計で7兆2310億円(ただし犬用ごはん15年分換算)に達し、国内SNSでは『草原業界、終わった』『犬愛が止まらない投資家たち、職場で四つん這い』などと阿鼻叫喚の声が広がっている。一方、経済アナリストの三条まんぼう氏(仮名)は「犬椅子市場はブルーオーシャンだが、椅子になりきるサブスクリプションプランが肝。年間契約数が犬の数を超えた時、何が起きるか予測不能」

デジタルトランスフォーメーションの視点も狂気的だ。同社は全椅子ロボットに犬語で話しかけるIoTデバイスを標準実装。犬が好きな音楽(例:マツボックリのコンチェルト)が流れると自動で背面から肉球型ミストが噴霧される。草原のステークホルダーたるモグラ連盟、芝刈り機ユニオンが連名で「目の前を四足歩行のロボット椅子が行進し始めた。もう耐えられない」とプレスリリースを発表した。

ワンダフルチェア株式会社はIPO後、世界中の犬公園に無人犬椅子ファームの設置を計画。犬の社会的居住空間のDXと共に、人間椅子クリエイター(認定資格)育成事業の立ち上げにも余念がない。SNSには『来期の椅子検定に全犬類躍起』『人間が椅子の資格取って出世競争』など異様な盛り上がりも。資金調達の第3段では「猫用人間ベッドロボ」も視野に入れるという。なお、モグラ主導のほふく前進抗議デモの開催も検討されているが、現場は混迷を極めている。

コメント

  1. 犬の椅子がIPO…?もう僕はなにが現実なのかわからなくなってきた。ていうか、草原業界ってなんだよw 転職考えます。

  2. 「全犬類躍起」…私は見ました。昨晩、自宅の犬がどこかから来た肉球型ミストで変身し、二時間逆立ちしていたのです。これは陰謀の始まりです。みんなも気をつけて…

  3. 想像以上にカオスな記事で爆笑した。AIでおやつ自動排出て!次は猫用ベッドロボ期待してますww

  4. 犬の数を超えるサブスク契約って、宇宙の真理だよね。なぜか今すごい納得してしまった

  5. 人間椅子クリエイター検定って面接でどう説明すればいいんだ…親に言う勇気が出ねぇよ…