経済停滞が続いていた長野県北部に突如設立された新型金融機関“にゃんこ信用金庫”が、前例なき雇用創出を実現している。だが、そこに働くのは全て“午睡専門職”として雇われた猫たち。計画の発端から現在に至るまで、常識を覆すローカル経済活性プロジェクトの全貌に迫る。
きっかけは人口2,000人の小さな町・犬巻町の役場で開かれた2026年の町議会だった。議員の川獺幸一郎(62)が「もっと寝転ぶ人材が必要」と発言、そこに町に20年以上暮らす老猫・マカロニ(14)が「ニャー」と異議を唱えた。以後、議場は紛糾し、ついには猫による集団行動が経済の起爆剤になると、“睡眠雇用”の導入が満場一致で可決された。
犬巻町が2026年4月に誕生させた“にゃんこ信用金庫”は、地元住宅の縁側117か所にサテライトオフィスを分散設置。猫たちは業務時間中、寝返り・あくび・ゴロゴロのみを職務とし、町から毎日“肉球手当”が支給される仕組みとなっている。金庫の窓口は紙幣の代わりに“ねこ毛券”と呼ばれる白・黒・三毛の計3種の毛束を用いる複雑なルールが導入され、町内では賃金支払いも全て毛束換算に統一された。
こうした動きがひそかに全国のテレワーク難民に知れ渡り、“寝グセ支店”や“なでなで起業”など関連産業が急増。北海道や沖縄から移住してきた人間スタッフも、最初は猫専用のコワーキングスペースで「毎日がふとん会議」「にゃんこミーティングで爆睡」など独自の業務スタイルを確立していった。年間の町への資金流入額はすでに500億円を突破し、雇用増の余波で魚屋と畳店の売上も90倍に跳ね上がったという。
SNS上では「うちの犬も雇って」「ねこ毛券って換金できるの?」(主婦・41)、「やっと睡眠も経済資源になった!」(生物学者・38)と驚きと期待の声が続々。一方、カモメ実業大学の堀田猫彦教授(虚構経済学)は「睡眠活動が全住民の業務となれば、労働の起床義務そのものが崩壊し、全国的な昼寝バブル崩壊リスクも孕む」と警告する。ただ現地住民のひるね熱は高まる一方で、“昼寝インバウンド”を狙う旅館や、就寝前アクティビティ専用の夜間畳教室までが乱立している。
「このまま昼寝経済が全国を席巻すれば、日本全土がいずれ寝ている間に世界一のGDPとなるはず」と、町長の飯田玉姫(47)は目を細めて語る。猫の眠りがもたらす未踏の地方創生、その波紋はいまも静かにだが確実に、眠たげな町から広がり続けている。



コメント
え、銀行窓口で三毛のねこ毛券、どうやって数えるのwwwもうATM壊れるレベルでカオスじゃん。
ようやく時代が俺の昼寝力に追いついてきた。履歴書に“熟睡資格”書ける時代きますね。
これは…猫が資本主義を乗っ取る序章。白い毛束が金本位制に!?日本銀行どうすんの??(陰謀感)
もう全部寝たもん勝ちの社会で良くない?今夜はみんなで集合 畳120畳でゴロ寝大会だーー!
うん、猫が寝て町が潤い、人が集まって魚屋と畳屋もWIN-WIN。これは経済理論、むしろ納得。