ファッション業界では想定外のトレンドが波紋を呼んでいる。昨今、無地のカラーレスかつボクシーシルエットの“スライム服”なるトップス・ボトムスが、年齢や性別、種族を問わず駅前に溶け出し始めた。各地ストリートが色も形もアイデンティティさえもかき消すスライミーなカジュアルで埋め尽くされ、「自分の境界が分からなくなる」と絶賛と困惑が交差している。
新流行の震源地と目されているシンエンドウ駅では、先週末だけで124体の“スライムファッショニスタ”が観測された。彼・彼女・その他が着用するスライム服は、常温で常時体型に適応しつつもドリッピングし始める特徴がある。そのため、朝には明らかに袖があったのに昼休みには消滅していた、逆に丈が突然足首超えまで伸長した、など無数の報告がSNSに相次いだ。
近隣のファッション研究家・粟野ジョセフィーヌ(42)は「中性モードどころか個体同士が物理的に混ざり合い、駅前の舗道にスライムたまり(通称:アイデンティティパドル)が形成されたのは前例がない。帽子を置き忘れた人が翌朝スーツケースで混ざり込む例も観測されている」と分析。反面、従来のジェンダーや存在証明に縛られなくなった喜びの声も多い。
一方、影響は日常生活にも波及。混雑時にはボトムス部分が隣の全く知らない乗客に流れ込み『即席合同体』が発生、解散手続きの煩雑さが問題視された。パン屋のオーナー・壬生フミト(55)は「一昨日は客がスライム化してパン棚と融合し、朝までバゲットを模した中性モードに化けていた」と困惑顔で語る。また、外出先で自身がどこまで服か身体か判断つかなくなるケースが増え、日用アイデンティティカード所持率が急上昇した。
ネット上では『何も着ていないけど一応溶けている安心感』『好きな人となら合同体になってもいい』など肯定派の声も強い。しかし専門家の中には、今後スライム服が季節や地形により独自進化し、「海辺では水着化、山岳地では登山靴化」していくリスクを指摘する意見も。未明、シンエンドウ駅前に出現した“巨大アイデンティティ湖”は、今週末にも新たなノージェンダーファッション聖地となる可能性が高い。



コメント
ちょっと待って、服とパン棚が合体って何!?もう何も信じられない…洗濯はどうやるの?
おれたちは最初からスライムだったのでは??次は建物と一体化する時代が来るぞ。ドリッピングは魂だぞ!!
合同体はじめまして!隣の人とくっついたまま改札抜けてきたぜ✌️次は誰と混ざろうかな!?#即席ユニゾン
確かに、スライム服なら誰とでも同じ気持ちになれる気する。存在もファッションも境界いらないのかな。
このままだと駅前の風景が全部パンか湖になりそうで草www スーツケースで混ざるの意味不明すぎて逆に安心感ある。