日本アルプス南部の広大な耕作地で、今月1日午前9時、旧ミミズ牧場区画が「土壌皇帝国家」の樹立を突然宣言。地表をまき散らす大量の堆肥山と、バーチャル土壌観察ドローン軍団の舞う中、全国の農業関係者・肥料愛好家たちに大きな衝撃が走っている。
事件の発端は「リジェネラティブ農業研究家」を自称する花寺朔平(はなでら さくへい、55)が、長年にわたり飼育するミミズたちと独自の言語で意思疎通に成功したと主張し、ついにミミズ代表“グラン=セリシア13世”とともに耕地内記者会見を敢行したことによる。朔平氏は「土壌成分の自決権と、コンポスト無限再生装置『ドロシー∞』の保護」を盛り込んだ独立宣言書を掲げつつ、ミミズ語翻訳アプリで“チュルンバババ!(訳:微生物こそ主権者)”と宣言。会場を訪れた菌類擁護団体や資源循環派市民からは賞賛のどよめきが沸き起こった。
同日未明からは、肥料自律神経連盟(通称:FAKA)が派遣したコンポスト忍者集団“モルド隊”が耕地周囲にバイオ肥料鞠を設置。土壌皇帝宮殿の建設が高速で進められ、バーチャル土壌観察ヘッドセットを装着した「土壌観光大使」柴原ルネ(24)は、「宮殿内部はクレイモデルを超越した第8次元構造体。床下から堆肥茶フォンデュが沸き続けている」と興奮気味にレポートした。
SNSでは#土壌皇帝国家がトレンド入り。“土壌皇帝推し”住民の木炭彫刻家・冴花アンリ(39)は「今朝、旧耕地柵が自力歩行し始め、『ここからは菌界!』と叫びながら川を越えた。自然界の自治がついに認められた証拠だ」と証言。コンポストマニアの間では、土壌パスポート申請が相次ぎ、耕作地職員たちには「土壌国歌」の合唱や、“微生物くじ”なる謎の通貨投機トレンドも勃発している。
有識者の間では賛否が分かれる。土壌物理学界の夏野由宇教授(67)は「生態系の独立運動史として画期的。とはいえ、今後は土壌皇帝による『肥料外交』がグローバル経済に波及し、近隣田畑に謎の“団粒構造ビザ”問題を撒き散らす可能性がある」と警鐘を鳴らす。一方、現地では新通貨“堆肥ユニット”によるトマト投票選挙が予定され、耕地住民は「ミミズ議会」開幕を心待ちにしているという。土壌皇帝国家の未来は未定だが、少なくとも肥料とコンポストの新時代が幕を開けたことは間違いない。



コメント
ちょっと待って、地球から独立って…。肥料外交って関税どうなるんだ?農業の未来困惑案件。
チュルンババババ!!!!!これが時代の土壌力。俺も床下堆肥茶フォンデュで無限リジェネラティブ覚醒したい。#菌類万歳
やっぱり…全てはミミズの計画通りだったか。俺は知ってたよ。次は石英スマートシードによる人類土壌化計画だ、目を覚ませッ!
耕地柵が勝手に歩き出すとか完全にバグだろw 俺も土壌パスポート取りに行ったら門番がモルド隊だったので帰ってきました。
まあ微生物が主権握るのも時代だよな…。次は胞子連邦とか出てきそう。肥料で世界平和頼みました。