推し活文化が急激に深まる中、全国各地の公共施設や駅に、推しごとに乗り込める“推し専用エレベーター”が続々と導入され、その奇想天外なシステムが各所で脅威的な混乱を巻き起こしている。
仕組みはこうだ。外観は何の変哲もないエレベーター――しかし扉を開けると内部の照明、BGM、壁紙、香りまで、すべて利用者が指定した推しカラーと推し声優の音声で“完全推しカスタム”される。しかも操作パネルは、推しの生誕祭ビジュアルそのもの。利用者は推しジャンルに合わせてボタンが自在に見えたり消えたりするため、他の人間には基本的に数字が一切判読できない謎仕様だ。
さらに、目玉となっているのが『推しカラー固有重力』という新技術。推しキャラ(例:キラワカ☆ピンク・王子タイプ)のファンが迷い込むと、エレベーター内に重力波が発生し、乗った瞬間に靴底が推し色に発光。階ごとに推しの決めポーズが床から飛び出し、推しアートの粒子が舞い散るが、なぜかグリーン推しとブルー推しが同時に乗ると重力がバグって天井に張り付いてしまう、前代未聞の異常事態が多発した。
SNS上では『推しのBGMが高まり過ぎて降りそびれた』『一緒に乗った他推しと体が入れ替わったまま地下2階で2時間しゃべり続けた』『推しカラーごとに空間の湿度や空気密度も違うらしい』など報告が殺到。専門家の諫早トム博士(架空分子感情工学)は『推しアート粒子の共感波は制御しないと社会インフラ全体にナンセンスな影響を及ぼす懸念がある』と極めて冷静な警鐘を鳴らすが、利用者たちの高揚は収まる気配がない。
運営会社「ジブン推進機構」は、改良版として“推しカラー干渉防止膜”を検討中とのことだが、試験段階で新たなバグが発生。推しの名字が同じ利用者が乗ると左右対称空間が発生し、エレベーターが永久に8.8階と10.9階を往復するという怪現象が一部施設で報告された。今後、推し活と最新科学技術との融合がもたらす“共感の渦”から目が離せない状況となっている。



コメント
推しカラー重力って何!?俺の時代はエレベーターは上下するだけだったのに、今や空気密度で差つけてくるとか、時代進みすぎてて置いてかれてる感…。
え?グリーン推しとブルー推しが天井くっついて天井歩けるとか、もう地球いらなくね??転がる床の王子様拝みたい…でも湿度が90%はカンベンな!
8.8階って存在したのか…?てか推しの名字被ったら永遠に閉じ込められるとか、もはやSFホラーやん。次はエレベータに推しが実体化するギミック希望!
ふむ。推しの共感波で町が揺れるのは至極当然だと思います。だって推しは万有引力を超越した存在だから(?)…この科学技術、あと3段階くらいバグってほしい。
推しの決めポーズが床から生えたら絶対転びそうやけど、それが推し活の醍醐味やで!いつか推し専用宇宙船ニュースも待ってますw