全国でデジタルじゃがいも通貨導入、資本家は芽を生やし庶民は皮むき長者に

夜の都市広場で、スマートフォンに浮かぶ発光するじゃがいも型ホログラムを見つめる人々が混乱した表情で集まっている様子。 経済
デジタルじゃがいも導入初日の都市の混乱を捉えた一枚。

猛烈な経済革新が吹き荒れる中、政府は流通するすべての通貨を『デジタルじゃがいも』に置き換える決定を発表した。紙幣やコインの存在はもちろん、既存のデジタル通貨もすべてデジタル芋に強制的に交換。専門家は「これで貧富の差がゼロエミッション化される可能性が高い」と謎の自信をみせる。SNS上ではさまざまな戸惑いと狂乱が渦巻いている。

政府によると、新通貨『デジタルじゃがいも』は、公式アプリ「ポテトペイ」を通じて全国民のスマートフォンに自動配信されており、一人当たり月12ポテトが基本支給される仕組みだという。取引は『芽を伸ばす(投資)』『皮をむく(消費)』『マッシュする(分配)』など、じゃがいもに例えた独自操作が必要で、通貨の芽が長すぎると課徴金、皮をむきすぎると「スカスカ警告」が発動する前代未聞の仕様だ。

企業経営者の高槻マサト氏(47)は「社員の給与を全額じゃがいもで支払うことになり、打ち合わせ中も芋の芽が成長する音が気になって仕方ない」と困惑。対照的に、中小企業のオーナー鍋島ヨウコ(35)は「芋の皮をむくサブスクサービスを始めたら初日で3万ポテト稼いだ。もう元の通貨には戻りたくない」と、突然の経済成長に興奮を隠せない。

経済学者の木目田ガイウス教授(天津大学)は、「資本家層が芽の量を競い合って畑化しつつあり、都市部では“芋芽長者”を狙う不穏な動きも確認される。だがデジタル堆肥がリアルタイムで均等配布されるため、最終的には全員スープ化=格差解消になるだろう」と独自理論で解説する。これに対し庶民の間では「皮が硬くてむけない」「芋虫課税とは」「今夜の夕飯もだけど通帳も全部芋」といった困惑の声が続出している。

ネット上では、「芽の伸びた芋にも価値があるべき」「スープ化がゴールってSFすぎ」といった投稿がトレンド入り。中には、有志団体『バター推進協会』が発行する「デジタルバター券」を密かに流通させるなど、早くもサブ通貨の台頭も始まっている。しかし金融庁は「本年度のじゃがいもインフレ率は前例のないマイナス32億%」とパニック気味に警鐘を鳴らしており、社会混乱はさらに拡大しそうだ。

コメント

  1. 芽が伸びる音で会議が中断される社会、ちょっと見てみたいんだが。いや冷静に考えてポテトペイで給料支給されると確定申告どうなるんだ……

  2. いも!いもいもいもいも!!皮むきレース開幕とか言ってたら通帳まで芋になっててワロタwww次は焼き芋資産でNFT売るしかねぇ🔥

  3. 私のデジタルバター券は正義。全芋民よ、バターなくして何のマッシュぞ!ヒャッハー!芋をバターごと吸引せよ!!

  4. スープ化で格差解消って概念、なんか悟りっぽくて逆に納得しちゃう…結局みんなで煮込まれて平等って、それもアリか?

  5. 芋虫課税…ってなんスか?オレのポテト、芽出過ぎてやばいっす。来月スカスカ警告きたら泣くわ。