湿地委員会、プラスチック呼吸アヒル出入り禁止 生態系混乱で“青い炭素”がしゃべり出す

早朝の湿地帯でカラフルなプラスチック製アヒルが水面に浮かび、泡を出しながら回転している写真。 自然環境と生態系
プラスチック呼吸アヒルが群れをなして湿地の生態系に混乱をもたらしている。

アシ原町に広がる名物湿地帯で突如、プラスチック製の呼吸アヒル群が大量発生し、地元生態系と炭素循環が未曾有のパニックに陥っている。湿地管理委員会が急遽開いた緊急会合は、史上初となる「プラアヒル完全立入禁止令」の可決へと雪崩れ込んだ。

問題が発覚したのは、先週火曜の深夜。湿地住民代表の田籠ジョーンズ(56)は「夜明けにアシの影から何百羽もの『ピューッ』という甲高い合成樹脂音が響き渡った」と証言。調査班によれば、呼吸アヒルは膨大な量の空気を人工肺で吸い込み、不要となったプラスチック呼気を吐き出しながら、水面でぐるぐると回転。ブルーカーボン(青色炭素)沈着層に謎の泡文字を描き始めたという。

特に問題視されたのが、炭素が実体化しておしゃべりを始める新現象だ。現地で観測された炭素分子コミュニティのリーダー、C子さん(分子、8億歳)が「アヒルさんの息でワイワイ会話が弾んでしまう。最近は湿地全体が漫才劇場のよう」と、炭素の連帯感が何重にも高まっていることをコメント。専門家である生態評論家・紙束ロウ(43)は「炭素分子の過剰会話は沈着バランスを完全に失調させ、湿地が“すべる笑い”の磁場と化している」と話す。

一方、SNS上では“脱プラスチック”派と“かわいいアヒルこそ進化の象徴”派の大論争も。『アシノユメ』ユーザーの浴槽ダニエルさん(27)は「朝の通勤路でアヒルに囲まれて毎日息が苦しい」と投稿する一方、『湿地アヒル倶楽部(非公認)』の会員らは「ブルーカーボンの会話イベントが町内の唯一の娯楽。失えば経済も沈む」という切実な王蟲派意見を展開。

なお、湿地管理委員会は今後、プラスチック製生物の入湿には事前申請と炭素分子インタビューを義務化。違反したアヒルにはリサイクル検定試験を課し、合格した場合のみ“ウロコ状風車ペット”として湿地内での滞在を許可する方針だ。田籠氏は「来月には水面での文字泡によるブルーカーボン弁論大会も開催予定。湿地の平和は保たれるのか」と、ただならぬ危機感をあらわにした。

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