世界ダンススポーツ連盟(WDSF)は今朝、突如“家具即興ダンス”部門を新競技種目として発表し、スポーツ界とインテリア業界に衝撃を与えた。選手が椅子やタンス、冷蔵庫など日用品と正式にペアを組み、会場を華麗に踊り回るこの新カテゴリーに、各国から過去最大規模の参加表明が相次いでいる。
WDSF会長のドロンボ・カズット氏(83)は会見で「昨今、人間同士のペアダンスには限界を感じていた。家具なら文句を言わないし、ステップも無限大。ソファをリードして踊れるのは真のダンサーだけだ」と、家具への熱烈な賛辞を送った。発表と同時に、特設オンラインレッスンが開講。受講数が3時間で火星の人口を超えたという未確認情報も飛び交っている。
記念すべき第1回世界大会の予選では、カナダ代表のアンゼルモ・ギタール選手(29)が3段重ねタンスと見事なタンゴを披露し、観客から「引き出しの開閉音が最高だった」と絶賛。一方、イタリア代表はアンティーク掛け時計と即興ワルツに挑んだが、ねじ巻きダンス中にゼンマイが飛び出してピアノを直撃し、審査員席が一時騒然となった。
ダンスウェア業界も狂乱状態だ。大手メーカーは「椅子専用レオタード」を発表し、収納力だけで評価される新たな流行に沸いた。SNSでは“#椅子を抱いて寝る日”が突如トレンド1位に躍り出るなど、一般家庭にも奇妙な余波が広がる。専門家のジェゴリーノ・オムリド教授(ペアダンス学)は「今後は家具とのコミュニケーション能力が必須。次はカーテンとの即興ダンスも検討したい」と展望を語った。
一方、会場では正体不明のロッキングチェア(推定・18世紀製)が自主的にスピンを始め、途中から選手を乗せたまま退場。実況が「これぞダンススポーツの新時代!」と興奮気味に叫ぶなか、有明の会場は最後まで家具たちの余韻に包まれていた。来年はトイレットペーパーとのペア種目も検討されているが、ファンからは「家具に嫉妬する時代が来るとは」と、驚きと達観の声が上がっている。



コメント
ソファとペアって…もしや人類の進化、そっちだったんか?次は電動マッサージチェアとサンバ希望しますw
ダンスのパートナーに冷蔵庫選ぶの、脚力相当ないとキツくないですか?そもそも家具ってペア認定されるんですね…
引き出しの開閉音に人生を感じたので明日からタンスとお散歩します。ゼンマイ飛び出すのは世界共通語。🛋️
俺も#椅子を抱いて寝る日始めたけど家族から真顔で距離置かれてるwww 世界って広いな
家具と心通わせる時代が来たのか…。確かに言われてみればカーテンとも踊れる気がしてきた。ありがとう、CFN。