防災強化へ!トランペットウオによる全町“緊急非難音頭”一斉演奏訓練、住民大移動に混乱

町中を避難する人々と、その先導役として大きな水槽の中で鳴らされるトランペットウオが映る混乱した朝の様子。 防災意識
トランペットウオの演奏とともに住民が一斉に避難する町の訓練風景。

国営の防災委員会による革新的な共助精神向上プロジェクトが、静岡海溝町で前代未聞の展開を見せている。町内外で1700匹が飼育されているトランペットウオ(魚類)が、町民の避難誘導役として活躍する訓練が7日朝に強行され、町中が二時間にわたり“鳴魚パニック”状態となった。

事の発端は、老舗防災研究所の主導で開発された『緊急音波伝令装置』の導入だった。町職員として異動したての百地紅美(34)は「魚が奏でる音楽は人間の鼓膜をバイブレーションで刺激し、非常用持ち出し袋の場所を瞬時に思い出させる効能がある」とを強調、導入翌月の今回、17か所の避難所開設と連動したシステム実験が決行された。しかし、主旋律担当のトランペットウオ全群が突然『ジュラシック行進曲・絶滅危機ver.』を解き放つという想定外の行動により、700名以上の町民が全方向へ同時に“避難”を開始。

避難所受付責任者・槇田コノハ(51)は「どの非常持ち出し袋にも“耳栓”が最重要と判明した。だが音波誘導の途上で老若男女760名が自宅の炊飯ジャーや観葉植物、果ては隣家の郵便受けへ吸い寄せられる始末。緊急連絡先にトランペットウオを書き加えた住民も確認されている」と困惑を隠せない。さらにSNS上では『トランペットウオにしか聴こえない指示音もあるらしい(@常温ジャム)』『共助か魚助かわからないけど、とにかくすごい』(@左手のバナナ)などの賛否が飛び交った。

訓練後のアンケートでは、およそ39%の参加者が「トランペットウオの演奏による危機意識向上は感じた」と回答する一方、『我が家の避難所は冷蔵庫の野菜室』『非常用持ち出し袋の外に靴下しか入れられない』といった混乱も報告が相次いだ。訓練観察員の岩苗ナルト(防災士・38)は「同調性が高すぎて、集団で全く同じ方向に走った瞬間、なぜか町全体が小刻みに震動した。防災意識以前に、“町民と魚類が音頭を共に取る”という新しい共助のかたちを模索すべき段階だ」と冷静な分析を述べている。

なお次回訓練では、パーカッション役としてウーパールーパー2000匹が動員予定。“トランペットウオ&ウーパールーパー混声連合”による未曾有の防災大合奏を前に、自治会からは『今度は耳じゃなくて膝で避難指示を聴く』との覚悟が表明された。前代未聞の試みに、全国の防災意識がどこまで変化するのか、注目が集まっている。

コメント

  1. いや、冷静に考えてトランペットウオが避難誘導ってどんな町だよw しかも『ジュラシック行進曲・絶滅危機ver.』て、緊急時に絶滅煽られてる住民かわいそすぎる。次回ウーパールーパーで打楽器て、ムダに進化してて草

  2. ウオオオオ!!我、炊飯ジャーへと誘われし者なり!!音波に揺られて、野菜室の中に非常靴下だけを求む!!その時、トランペットウオは僕に静かに微笑んだ――

  3. 町民と魚類が音頭をとる新時代到来……まさに令和のシンギュラリティww てか次は膝で避難指示って、音楽フェスよりノリいいやん。静岡海溝町、一度行ってみてぇーー!

  4. あー…うん、なんか妙に腑に落ちるな。郵便受けに吸い寄せられるの、たしかに小学生のころから呼ばれてる感あったし。魚で防災、意外と理にかなってるかも?

  5. これ全部ウーパールーパー業界の陰謀な。奴ら訓練の名目で人類の膝にアクセスしようとしてる。トランペットウオ?ただの序章だ。耳栓も靴下も油断できない。