飛行草原の突発浮上、数万羽のペンギン型カメラが「空撮抗争」

宙に浮かぶ広大な草原の下で、群れをなしてホバリングするペンギン型カメラロボットたちの現実的な風景。 草原
ペンギン型カメラが空中で入り乱れるラーマ平原の突発浮上劇。

大陸中央に広がるラーマ平原が、午前8時17分、突如として標高1200メートルまで浮上するという異常事態が発生した。事態に便乗し、各社のペンギン型動物カメラ群が未曾有の空撮抗争へと突入。現地自然保護局も「重力のルール改訂」を議論するなど、混乱は拡大している。

目撃したサバト・リコ宙空写真家(41)は「朝、コーヒー片手に草原を撮ろうとしたら、カメラがついてこない。気がつくと、上空に草原そのものが浮かび上がり、その下でペンギン型カメラが一斉にホバリングしていた。あの滑稽さは、一生忘れられない」と証言する。専門機関によると、草原自体が自発的に浮力を生じ、周囲12キロメートルにわたり土壌を引きちぎって舞い上がった模様だ。

この予想外の現象に、各メディアの『動物写真班』ペンギン型撮影ロボットがごった返した。ライターの綾辻ルカ(29)は「ペンギン型カメラ同士が空中でトドメのシャッター合戦を繰り広げていた。地上に降り立てなかった取材班が機体を積み上げて“カメラタワー”を作る一幕もあり、最後は自分たちの撮る草原も見失っていた」と苦笑い。SNSでも「#空中草原」「#空飛ぶペンギン」などのタグで数百万件の投稿が相次ぎ、“世界初の上空草刈り”動画が話題となった。

現地自治体は一時、ラーマ平原を『非重力特区』に指定し、浮上した土地を観光資源とする案を可決。突如空から降ってきた書類により、草原の生態系が三次元化していることも明らかとなった。自然保護局のクラド・イサム技官(54)は「浮遊中、生態系が上下反転し、もぐらが上空を泳いでいた。これは“重力逸脱型野生保護”の新たな一歩」と力説した。

一方、草原の内部からは「自力で着陸を拒否する」宣言が発表され、地元のゴリワリ野牛連合が“空飛ぶ鳴き声”を練習し始めている。国際自然紛争放送局は「地球初の空中動物写真コンテスト」に向けて審査対策を検討中。識者の間では「次は林が宇宙遊泳、大草原が時空間転移」など次回予告も飛び交い、混迷と笑いに満ちたラーマ平原の明日は、まだ誰にも予測できない。

コメント

  1. そもそも草原が浮いてるってどういう理屈なんだ…。重力委員会さん仕事してw

  2. ぺ、ペンギンが飛んだらいけないって祖母が言ってました…宇宙ペンギン写真班も突入するやつ…次回予告はよ…

  3. もぐらが上空を泳いでたタイミングで俺の脳みそも浮上した

  4. やっぱりね、そろそろ草原も自立する時代だと思ってたんですよ。長引くと電柱も歩くなこれは。

  5. 非重力特区とか…! もう俺んちの畳もたまに浮いてるけど観光資源だったのかwww