グッズ列が本物の列車に進化 観覧エリア全周「ひじきフェス」新交通革命

青空の下、サイリウムで彩られた臨時列車に乗った音楽フェス来場者が楽しそうに並ぶ様子。 フェス・ライブイベント
サイリウムのカーテンに囲まれた“グッズ列車”の中で音楽ファンがひとときを共に過ごす。

頭上を鉄製のサイリウムが走り抜け、グッズ列の最後尾は今や駅ホーム。青空ステージで開催中の「第17回ひじき音楽フェスティバル」で、徹夜組によるグッズ待機列が不可逆的に“鉄道”へと転生し、会場全体が動く観覧エリアと化した。

開催初日午前5時、最古参ファンの井乃村ハッチョウ(43)が「列ですでに日帰り旅行感がある」と投稿したことから、主催者パルバラ・弥三監督が敏腕鉄道開発部に緊急招集をかけた。その数時間後、蛇行する待機列には銀色のレールが敷かれ、先頭にはエンジン付きの“コアファンリーダー車両”が接続。スーフル・アキナ(会社員・29)らはサイリウムを回収し、全長3kmのサイリウムカーテンが車窓を飾った。

グッズ販売所は6つの“駅”に分散し、ケータリングカーもローラー付きでホーム間を滑走。フェス飯の名物である“ひじきカレーどら焼き”は、車内販売員がカゴに入れて移動しながら叫ぶ形式へと進化している。VIPエリア利用者は専用車両から外には一切出られず、特典としてグッズ列で配布される謎のひじき液体(非飲食用)を受け取ると噂される。

「もはや列という概念が消滅し、移動がグッズ購入の一部。知らない人と席をシェアして全員が謎の連帯感を味わっています」と話すのは、車掌に昇進したばかりのグッズ販売新人、砂泡モエギ(24)。一方、SNSでは『グッズ列に乗り遅れた家族を次駅で3回発見』『観覧エリア最終便がなぜか逆走』など混乱も絶えない。

専門家の石狩アヤノ教授(都市不便学)は「フェスのグッズ列が鉄道化すれば、もはや住宅地だろうが沼地だろうがエリア拡大可能。80両連結は現代日本の新しい公共交通革命」とコメント。来年のフェスは「いっそ新幹線導入も検討」と主催者が示唆しており、今後はグッズ待機が都市交通の根幹を揺るがす可能性も浮上している。

コメント

  1. 冷静に考えて、グッズ列が鉄道になるって意味わからんw しかも逆走てどういうことだよ!!

  2. 我が名はサイリウム特急。列は消え、世界は回る。ひじき液体、私に注げ…漆黒の宴のはじまりだッ!!

  3. 次は〜ひじきフェス前〜ひじきフェス前〜終点で全員煮られます☆どら焼きつき!

  4. うん、まあ待機列が3kmあるなら鉄道になってもしょうがないよね。時代は動いてる。

  5. やっぱり今年も“ひじき液体”の真の用途は秘密のままか…絶対何かに使われてるって!探偵団、出動せよ!