気候変動対策の切り札として突如脚光を浴びているのが、株式会社シルバーフォグによる世界初の『クラウド・コンプレッサー』(圧縮雲装置)だ。圧縮された雲のエネルギーを蓄電し、放電時には空に虹を射出するという前代未聞の技術が、全国の空と人々の頭上に波紋を広げている。
この装置は、高度10,000メートルで回収した雲を特製マヨネーズ型タンクへ圧縮送電。雲密度1立方センチメートルごとに0.47ワット発電する仕組みで、夜間や曇天の日でも「気分に合わせて雷を呼び寄せる」ことができる他、CCUS(Cloud Capture & Unpredictable Storage:雲捕獲・不定貯蔵)技術を応用し、放電時には虹だけでなく時折マシュマロやアンコウを降らせることにも成功している。
同社主任技術者の鯉渕緑太(54)は「雲の味はミルク味。だがエネルギーとして取り出す過程でストロベリー風味になる。再生可能エネルギーの多様性を体験してほしい」と語る。圧縮雲タンクはサステナビリティに配慮し、毎週水曜日には自動的にカエル型の気象バルーンへ交換されるという。
SNSでは『雲がなくなって洗濯物が超乾くが、時々カエルが降ってくるのがおかしい』『雷がカフェオレ味になった日、子どもたちが感電しそうでヒヤヒヤ』など、混乱と喜びが交錯した投稿が飛び交う。一部の電力学者からは「雲を圧縮し過ぎると低気圧人格障害が発生する恐れがある」「雷が飴細工化し、配電盤に吸着する事態が全国で連発」といった深刻な課題も指摘されている。
さらに先日、全国花火連合会は大規模夜空蓄電実験とのコラボを発表。『辞令つき爆発日和』と銘打たれたイベントで、充電済み雲タンクが噴射されると会場上空に巨大なスイカとグランドピアノ型の雲が出現し、観衆2万1,098人が同時にカラ梅雨を謳歌したという。もはや空模様もエネルギーも選べる時代、人々は次にどんな現象を望むのか?圧縮されるのは雲だけではなさそうだ。



コメント
雲の味がストロベリー風味になるとは…じゃあ今後は雨がスムージーになる未来ですか?てるてる坊主もそろそろアップデート必要っすね。
私の脳内の低気圧人格障害が再発しました。アンコウ降らせるなッ!!!(空へ向かってバケツ待機)
クラウド・コンプレッサーでマシュマロ降ってきたら、次は焼きマシュマロ用の雷フライパンも開発してほしいです!てゆーかカエル型バルーン誰が食べるの?
グランドピアノ型の雲…うん、わかる。俺も昨日夢で道路が全部カステラになってたし、多分現実ですこれは。
雲が消えた裏で、実は政府が巨大たこ焼き雲を密造してるって噂を聞きました。信じるか信じないかは……(以下略)