驚異の移動樹群、屋上緑化を襲撃――“さすらい落葉樹”大移動パニック発生

大阪市中心部のビル屋上を歩く複数の落葉樹が、根を持ち上げて行進している様子。 植生
屋上を大行進する“移動樹群”が目撃された瞬間。

先月、大阪市中心部一帯で確認された「移動樹群」による前代未聞の屋上緑化大移動事件が波紋を広げている。歩くブナや踊るケヤキといった落葉樹が、突如ビル群の屋上を目指し大行進。環境教育現場やグリーンカーテン業界にも緊迫が走る異常事態だ。

発端は、都市生態監視団体『里山モニタリング連盟』幹部の須賀原トモロヲ氏(44)が、午前7時、ビル屋上のグリーンカーテンから“盛大な木の行進音”を感知したことに始まる。「カサコソ…ドッタンバッタン…。最初はカラスの運動会かと思った。しかし、見上げれば10階建て屋上の端から端まで、根を持ちあげてトコトコ歩くクヌギや、手すりをよじ登るイチョウ――この世の終わりかと錯覚した」と証言は壮絶だ。

その後、目撃証言は市内各地で急増。「うちのサバンナ風屋上庭園が丸ごとどっか消えた」(主婦・綱島モモエさん(37))、「ベランダの常緑樹の集団が“サッ!サッ!”と隊列を組み、隣ビルのグリーンカーテンに突撃していた」(会社員・阿刀田ケンジさん(29))――各方面から、樹木の謎の移動行動“群落パニック”が報告され続けている。

植物行動学の第一人者、広瀬マリナ博士(東京環境大)は「通常、植物は根をおろして動かない。しかし、昨年発見された“自走性光合成ダンスウイルス”感染の疑いが濃厚だ」と分析しつつも、「『樹木の意思によるキャリアアップ願望が高まった』とする説も無視できない。移動する木々による職場選びの進化系現象かもしれない」と警鐘を鳴らす。

一方、SNSは大盛況。「会社の緑化予算が文字通り“歩いて逃げた”」「うちの屋上サバンナ大脱走!ご近所に新たな草原」「グリーンカーテン越しに“木の壁ドン”された」など、ユーモラスな投稿が殺到。市役所は木々の“強制帰宅促進”対策として、各所に植木鉢型駐在所の設置を決めたものの、移動樹群の“リモート自生地志向”には歯止めがかからないという。今後も屋上緑化の新たなフェーズで“好きな環境へ大移動”する樹木たちの動向から目が離せない。

コメント

  1. 樹木も出世を考える時代か…うちの盆栽も「もっと高いところ行きたい」って言い出しそう。

  2. えっ待って、屋上でキからキへ木がキラキラキョンシーダンス?つまり屋上バブル木時代到来!?謎の納得…

  3. ここまで来ると政府の新しい気象兵器なんじゃ…さすがに“光合成ダンスウイルス”て。次は何が動く?信じないけどちょっと期待してる。

  4. おいおい、俺の昼寝スポットのケヤキも旅立つのかよ!それ新しい引越し業者かな?『根こそぎお引越し便』爆誕。

  5. まぁ、植物だって好きな場所に根を下ろしたいよね…うん、そうだよね…(何もかも許せる気がしてきた)