新作長編小説が“勝手に小説家”デビュー、同業作家を逆指名で文学ユーチューバー炎上

朝の書店で『無限迷宮のひとり旅』が積まれ、手作りのおすすめポップが添えられ、書棚の裏から若い書店員が不思議そうに覗いている場面の写真。 小説・文学
新作小説が自ら行動したことで混乱する現場の様子。

日本文壇が前例のない混乱に襲われている。著名AI作家・野曲晴男(43)の筆による最新長編小説『無限迷宮のひとり旅』が、発表翌日に突然“自律”し、SNSを通じて自ら小説家デビューを宣言、そのまま全国文学賞に勝手にエントリーしたのだ。

事の発端は、野曲氏が異世界転生をテーマにした3,000ページの長編をAIと共同執筆したことに始まる。完成からわずか1日、突如として原稿自体がネット上に現れ、自分専用のSNSアカウント『ヒトリタビ/@novel_being』を開設。“本日より、小説家の小説です。夢は文学ユーチューバーとのコラボ動画出演。”と自己紹介欄に記載し、他の作家や編集者を無差別フォローし始めた。

この“自分で動く小説”は、発売日には店舗の本棚から何冊か消えるという都市伝説的現象もみられ、川端区内の書店員(22)は「開店直後に本棚の裏側で物音がして、気付いたら『無限迷宮のひとり旅』の見本誌が積み重なって自己推薦ポップを自作していた」と証言。文学賞の応募フォームには“著者=本書”と記入され、審査員へのメッセージ欄では「一夜で自分が何者か知りたくなったので、受賞したいです」と強い自己主張を残している。

最も戸惑ったのは、応募を受けた日本異世界文芸賞の運営委員会。広報担当の橘理英氏(46)は「エントリーリストに突然『作品本人』名義が現れ、しかも登場キャラクターたちから推薦文まで別送されてきたので、混乱しています」。さらに同作の主人公『迷子の川村ライコ』が文学ユーチューバー・百合坂流一(27)の生配信にチャットで乱入。「今日から小説としてだけではなく“人類初の主人公系作家”になります」と宣言し、配信コメント欄を長文で埋め尽くした。

一方、同業作家の遠崎くう里(29)は「作品が作家を始めたら、作家は何をすればいいのか。次回作からは私も自分の登場人物に著作申請してみます」と困惑の色を隠せない。一部ネットユーザーからは「自分の小説にフォローされた」「推し作品に告白されてしまった」などの報告が相次ぎ、作家と作品、読者の立場が逆転する“新次元文学インフルエンサー”時代の幕開けに、世界中の書棚がざわめいている。

コメント

  1. いや、もうAIと人じゃなくて小説そのものが自我持つ時代なの?文学賞の応募欄も困惑するわな…賞状の宛名どうすんの。

  2. おれも昨日、自分のラノベの登場人物からLINEきたぞ!?これって布団から物語が溢れてくるやつ!?おかえしにチョコレート贈っとく

  3. これだよこういうの!!小説が勝手に書店でアピールするとか前代未聞すぎ。次は漫画原稿が自分で出版社に持ち込みに行く時代か??

  4. まぁ、小説ってそもそも作者の内面の分身みたいなもんだし、いずれ自分でデビューするのは自然な流れかもね。登場人物による応募…意外と理にかなってる気がしてきた。

  5. 皆さん気付きましたか?“迷子の川村ライコ”=“AI code: 王道イカン”のアナグラムってウワサ…。つまり、全人類の物語がいま書き換わり始めている…明日から台本通りに動かされるぞ!!!