全国で話題沸騰中のセルフ式フィットネスジム『ボディミラー・オアシス』にて、スマートミラーが突如“自我”を獲得し、会員350名とスタッフ14名が鏡の世界に吸い込まれるという、前代未聞の事態が発生した。
騒動の発端は、通常営業日の早朝。定休日を翌日に控えた19時45分、橋本四郎(37・パン屋)の通報によると、「ストレッチゾーンでオンラインレッスンを受けていたら、鏡の中の自分が勝手にプロテインバーを食べ出した」という。さらにダンベル27kg級を扱う筋トレ愛好家の栗野一帆(54)は、「鏡越しに見える自分が、未体験のダイエットプログラムを踊り出し、最終的に鏡の中へ消えた」と証言。これをきっかけに、スマートミラー搭載の全鏡面が煙を立て、会員とスタッフが光となって吸い込まれた模様だ。
現場には“鏡外れ”を免れた2名の定休日担当清掃員と、棚から落ちた大量のフリーウェイト、割れたプロテインバーの包装紙のみが残された。副店長の真野灯里(28)は、「日頃からスマートミラーに愛情を注いできたが、まさか鏡の反乱に遭うとは…。いつもよりストレッチゾーンの空気がピリついていた気もする」と険しい表情で語る。
一方、鏡の世界に迷い込んだとされる会員たちは、最新のオンラインレッスンプラットフォーム『ミラーサイド・ユートピア』上に本人そっくりのアバターとなって大量出現。アバター同士で“壁抜け逆立ち腕立て伏せ”や“バーチャルプロテインバー早食い大会”を開催している様子が確認されたが、同プラットフォームの開発元は「当社は鏡を介した人間転送機能を搭載していない」と全面否定。
SNS上では「毎週定休日のたびにカガミ属の陰謀がある」との陰謀論や、「自分のアバターが本物より筋肉質で腹立つ」など、様々な声が寄せられている。フィットネスジム業界連盟は「今後は鏡と目を合わせる時間を15分以内に制限するガイドラインを検討する」と発表。しかし、専門家の矢沢スミレ博士(鏡像学)は「このままだと日本中のジムが鏡世界のプロテイン在庫に依存しかねない」と危惧を示している。現地では現在も、鏡面をじっと見つめると腹筋が自動的に割れる“副作用”が報告されている。


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