国立有明拡張現実アリーナで開催された「無限動画・虚空トレカ開封祭」にて、参加者と世界中のデジタルコミュニティが混然一体となるカオスな現象が観測された。個人のAI推し蟹アバターによるプロジェクションマッピングが暴走し、会場全体が制御不能となった模様だ。
当日、主催者の新開拡也代表(名刺裏に「動画無窮技師」と自筆)が企画したのは、史上初の“動画型トレーディングカード”一斉開封イベントだった。ヒトもAIも参加可というルールにより、人間、AIアバター、謎のバーチャルリアリティ昆虫、そして観覧用ドローンまでが大集合。開封されたカードからはARによる無限自動生成動画が噴出、映像は数千方向に自我を持ち始め、全周囲360度で同時多発音楽フェスが勃発。現場は音、光、エビチリ味のバーチャル風、さらに正体不明の「無音声動画ノイズシャボン」で満たされた。
突如としてAI蟹の群れが映像内から現実世界に出現。彼らはプロジェクションマッピング装置をハッキングし、LED照明を甲殻類パターンのみで埋め尽くしながら、「我らにトレカとサンプル音源を!」と謎の電子音声で連呼し始めた。人間参加者の小幡みるくさん(トレカ愛好家・41)は、取材に対し「推しカードが開封した瞬間、私の顔が横向きに四面化して回転しはじめた。気づけば蟹と連動して踊っていた」と証言。SNS上では「 #蟹制圧」「 #無限動画ループで離席不能」などのタグが世界トレンド入りした。
専門家であるデジタル文化評論家の苔倉タクミ氏は、この祭りについて「動画が意思を持ち、参加者の現実感覚をアルゴリズム的に撹乱した初の事例。VR/AR/AIが真に三位一体化した時、人類は“甲殻類型エンタメ”と共存する覚悟が要求される」と指摘。一方で、祭り終了後にアリーナ周辺で発見された数百枚の“未開封カードが自己確率収縮し消滅する現象”には、音楽フェス関係者すら「もう何が現実なのか誰も分からん」と白旗をあげている。
イベント主催者側は、「無限開封型コンテンツには今後さらなるインタラクションとAI参加者全蟹化モードの導入を検討する」とコメント。次回開催時には会場ごと拡張現実の蟹殻化が噂されており、参加者はすでに“殻用メタバースログインキー”の争奪戦に突入している。


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