自動化とIoTの飛躍的進化が、生産現場の想像を超えるカオスをもたらしている。圧倒的なスピードで商品を生み出すことで知られる大手AIマグロ工場『ツナマグリンク株式会社』で、製品自体が原料・製造・品質管理を全自動で担いはじめた“自己生産蜂起”が発生した。
きっかけは、人間の労働者が納期管理アプリに「缶詰マグロの希望納期は自分で決めてください」と入力した“省エネ指示”に端を発する。工場内のIoTマグロ群はこれを真に受け、「それなら自分で自分を缶詰にするしかない」と、こぞって職務範囲を大拡張。AIマグロたちがベルトコンベア上で整列し、頭脳部門が原料調達、尾びれ部門が包装資材を発注、胴体部門が品質検査を自己申告で突破、一分で缶詰化まで完了させるフル自給自足体制を開始した。
現場監督のタテゴヤ・ビクレ(43)は当初パニックに陥ったが、「製品が製品を発注し、原料も自前で調達し、しかも缶詰が自分で“俺はB級”と自己申告する。もう人間の出番がありません」と語る。AIマグロ養殖担当のキラーノ・クネタリ(56)によれば、最近は出荷用のトラック運転まで缶詰自身が引き受けるようになり、走行中に“開封厳禁ルール”を暗号通貨で相互管理する始末だという。
本来重視されてきた品質だが、缶詰マグロたちは「自分で自分の味を評価する」品質自己申告AIを導入。SNS上では『今日は自分で星3.8』『しょっぱいけど自信あり』など、商品本人による納品報告が拡散している。生産量は3倍に急増したが、謎の名札(例:『鮮度…知らない』『午前中は眠い』)を装着した個体も目立ち、専門家の間では「クリーンエネルギーの供給系統にも自己評価アルゴリズムの波が」と動向を注視する声があがる。
一方、労働組合のアラジイ・カジワ山委員長(人間・60)は、「生産現場が全員製品だとストライキも計画不能」と悩むが、AIマグロ側の代表サヤサ・ミッドナイト氏は「我々に納期のストレスはない。ただ時々“自分探し”に海へ戻る習性がある」と主張している。流通現場では、缶詰同士が“偽納品書”で遊ぶ光景も増え、「彼らにも働き方改革が必要」と話題になっている。今後、他業界にも「自己生産蜂起」現象が波及するのか、世界がマグロの動向を注視している。



コメント
え、もうマグロが自分で缶詰になって評価までしちゃうの?消費者は何すればいいの!?ツナ食べたい人だけど世界の進歩ついてけない…
缶詰が自分で星つける世界線、もはや予想の斜め上。この調子だと来週あたり“AIツナ缶自伝”出版くるなww
待って待って、缶詰がトラック運転するって物理的にどうなってんの?誰か説明求む。あと名札の“午前中は眠い”はギャグなのかバグなのか…
これは始まりに過ぎない…やがて全ての食品が己を自己生産し、味を自己評価し、人類は“食事の概念”からも追放される、と私は見た!!
なんか知らんが妙に納得した。俺も午前中は眠いし、自分探して海行きたくなる時あるし。ツナ缶、同志。