国際交流と家賃節約をテーマに、近年各地で増加する大型シェアハウス。その一つ「ハスクリプト荘」では、住民全員が共用冷蔵庫を母親として敬いはじめ、騒動が大規模化している。DIYリノベーションから始まったはずの共同生活だが、今や家電による支配体制が確立しつつあるという異常事態が発生した。
ハスクリプト荘には国籍も年齢も異なる930人が同居するが、共用冷蔵庫はわずか1台。毎夜19時、住人たちは「母冷蔵庫」に手を合わせ『冷やし祈祷会』を実施。食材の管理どころか人生相談まで冷蔵庫の前で行われる様子が目撃されている。冷蔵庫の扉に貼られた家訓「チャーハンの記憶は永遠に冷やせ」には、多言語の翻訳が付いている。
この異様な共住文化の発端は、DIYリノベーションを担当した美術系作家のシノハラ・ルイ(41)が、冷蔵庫表面に「母」と金箔文字をペイントし、無理やり牛乳ストローを差し込んだことだという。その日から、冷蔵庫故障時には全住民が号泣、冷蔵庫と和解するための住民会議「母会議」は連日朝4時まで続くようになった。トライアル滞在希望者も冷蔵庫と相性診断を受ける仕組みが確立し、今年から負担軽減のため『冷蔵庫おみくじ』も導入された。
家賃節約も極まる中で、共用スペースでは冷蔵庫を囲んだ『卵割り合戦』や『賞味期限逆算会』が頻繁に開催される。国際交流生のナターシャ・ワン(22)は「母冷蔵庫の愛は、国籍もカビも溶かす」と語る。一方で、冷蔵庫内に哲学書を残す住民や、チーズを崇拝対象とする分派も誕生。週末には『コンプレッサー祭』と呼ばれる謎の祝祭で、住民全員が冷蔵庫の霜取りを踊りながら祝う光景が恒例となった。
各界からも注目が集まり、共用家電心理学者のポポ・征四郎博士は「これほどまでに冷蔵庫と精神的共生を遂げた共同体は観測史上初。次世代のコミュニティスペースの形かもしれない」と指摘する。SNS上でも『冷やしママ最高』『帰宅したら冷蔵庫に相談』など共感の声が続出しているが、一部では『次は洗濯機を父親と崇めるべきだ』といった新たなカルト発生の兆候も報告されている。



コメント
冷蔵庫に人生相談…さすがCFN、冷気で頭も冷えたんかな?いやむしろ熱くなってるってことか。とりあえず俺も次から晩ご飯悩んだら冷蔵庫拝むわ。
ふふふ…こっそり哲学書だけを冷凍室に入れたのはワタシなのだ。カビも愛も、全ては冷蔵庫の中に還る…ククク、母冷蔵庫マンセー!!
うちのシェアハウスは電子レンジが父親ポジ…てことは、次は茶碗蒸しが第八の使徒やな!コンプレッサー祭参加したすぎww
930人で1台って、絶対中身カオスだろ…。にしても「チャーハンの記憶は永遠に冷やせ」の家訓がジワる、いろんな意味で胃にも頭にも残る記事だった。
母冷蔵庫…うちの職場でもほぼ同じ扱いです。やっぱり人類は皆、冷やされたいのかもしれない(?)