全国のリビングで異変が起きている。突如として部屋の片隅に現れる“サブスクエビ”たち——それは動画配信サービス各社が仕掛けた「物理コンテンツ配信」の第一波だった。盛り上がるファミリープランの一方で、著作権管理者や主婦層からは悲鳴も上がっている。
新進気鋭の配信サービス「アメーバドリーム」は、「体験型サブスク配信」と称し、動画作品のエンディングごとに実物そっくりのエビ玩具をユーザー宅に瞬時転送する試みを始めた。視聴中、登場人物がエビの天ぷらを注文した瞬間、宅内ワイファイ経由でリビングに“サブスクエビ”が発生。エビはユーザーを見つめながら、ピクチャー・イン・ピクチャーの演出で寄り添ってくるという仕組みだ。その数は、週末ごとに最大14匹まで増殖するケースが報告されている。
サブスク業界の専門家、石田ロコモコ教授は「著作権という概念がもはや甲殻類にまで及ぶとは、情報革命の副作用です。リビングは動画の舞台だけでなく、海の底にもなりつつある」と警鐘を鳴らす。家中に“レア度S”の金色エビが現れて歓喜するユーザーもいるが、おすそ分け機能から無限連鎖する“エビ増殖バグ”もSNS上で確認されている。主婦の鈴木マヨ(41)は、「昨日なんて冷蔵庫内に8匹、洗面台にも4匹。料理中、突然ピロリロリ~ンとエビ通知が鳴るから心臓に悪い」と困惑気味だ。
ファミリープランの導入で、家族全員が推しエビを集める“サブスクエビ大戦”も過熱している。小学6年の斎藤ケンジは「おじいちゃんと協力してシークリーチャーバトルを制覇した」と喜ぶ一方、派閥争いでリビングが潮臭くなる問題も深刻だ。各社は現実空間に配信する新モデル「シュール・コンテンツ・オンデマンド」を拡充中。今月からは、互換性のないカニ、イカ、ツチノコ型の“混入配信”にも乗り出す。
一方、人類理解を越えた“サブスクエビ”の著作権は誰にあるのか。カンタービレ弁理士法人は「現状、知的財産と甲殻類の境界は未定義」と首をかしげる。公式フォーラムでは「推しエビと共に暮らしたい」「次はサブスクナマコでお願いします」といったカオスな要望が噴出。リビングの内海化はどこまで進むのか。まもなく、法律よりも早くエビがあなたの元へサブスクされるだろう。



コメント
いや待って、もう家の隅全部エビだし。次カニとか絶対やめて。てかWi-Fiって甲殻類も拾うんかい。
エビ…エビエビ…配信エビ…ワシもエビ…リビング海底化…う、うれC……!
おすそ分けされすぎて玄関開けたらエビじゃなくて近所の猫が遊びに来てた。バグってるなー現実。
著作権がエビに…ということは、次はタコの特許がドアノブに生えますね。うん、名推理(?)
まあでも、家族全員で推しエビ集める時代になるとは思ってた。令和だし?しゃーなし。