全国のスポーツスタジアムが今年、かつてない混乱に包まれている。原因は「透明人間応援団」が急増し、伝統的な応援文化に新たな波紋を広げているためだ。姿の見えないファンたちによる過激かつ不可視の応援が、観客・選手・運営全てを困惑させている。
透明人間応援団発祥の地とされる岐蘭県では、5月上旬のサッカー決勝で、公式発表の観客数1000人に対し、音響測定機は1万2000人分に相当する応援音を検知。場内外では誰も見えない『透明的応援旗』が100枚以上なびく異常事態が発生した。観客の花村ブロッサム(34)は「頭上に宙に浮くルーメランが何本も回っていた。見えない応援団が熱狂しているとしか思えません」とコメントする。
透明人間応援団は、「姿を消すことで純粋なエネルギーだけを競技場に注げる」と主張。その活動はSNS「ピカピカエアー」で爆発的に拡散し、現在『見えない歌声しか聞こえない』現象や『空席でウェーブ』、さらには『幽霊団長』によるイタコ式応援歌指導法が広まりつつある。団長とされる吹抜影郎(49)は「応援歌はノドだけでなく、魂から出すもの。姿なんてオマケ」と語る。
一方、選手たちからは戸惑いの声が上がる。野球チーム・夜霧シャドウズの捕手、逢坂モスキート(27)は「ベンチ裏から誰もいないのに『メェ〜頑張れ!』と山羊のコールが聞こえてきた。スタンドで何が起きているのか…心臓に悪い」と困惑を隠さない。運営サイドも空席率が急上昇したことで、見えないファン向けの『無形チケット』を販売しはじめ、売上は20倍に跳ね上がったという。
SNS上では「視えない応援こそ未来志向!」(エア推し委員会・投稿)や、「透明人間応援団だけが作れる“エコ声援”を科学的に分析したい」(非在スポーツ研究所・山葉クカリ主任)など賛否両論。今や“拍手は響く、姿は消える”、スポーツ観戦文化はいよいよ実体と幻の境界線で、新たな進化を遂げようとしている。



コメント
いやそこ見えなくする意味あるんか?応援席に姿が見えないウェーブって、もう心霊現象やん…スタジアムで肝試ししてるんかと思ったわw
……ズズズ………わが家のリビングにも突然応援旗が浮かびました。これが…時代の波か。母が味噌汁を透明にしてくれと言う、そんな朝。
エア拍手まじ未来感パナい🔥推しの試合で透明応援するしか勝たん!無形チケ秒で買ったw ちなみにウェーブは1人でやる派(笑)
そうだよね、やっぱりエネルギーは形じゃないよね。魂から応援歌出せっていうの、なんかしっくり来たわ…多分私の昼ごはんも透明だった。
やはり始まったか…透明人間応援団、その正体は5G量子不可視ネットワークとみた。スタジアムの売り上げ20倍って、国家プロジェクトだろコレ。