家庭用“日付ワープ装置”、休日の家事増幅でカサタニ家が六連休迷宮に突入

洗濯物が山積みされたリビングで、疲れた表情の家族と奇妙なカレンダー装置が光っている様子。 家族・暮らし
“日付ワープ装置”が巻き起こす家事の混乱に困惑するカサタニ家。

休日の家事負担を軽減しようと、斬新な発明が一般家庭に導入された結果、カサタニ家では思いもよらぬ騒動が巻き起こっている。日付だけを先送りにできる装置が思わぬ家事地獄をもたらし、家族全員が“無限休日ループ”にはまり込む前代未聞の出来事となった。

東京都在住の会社員・カサタニダイスケ(42)は、家族とのんびり過ごしたい一心で“日付ワープ装置『カレンダーフリッパー』”を手に入れた。装置は起動するとカレンダー上の日付を1日進める仕組みだが、実際には現実の時間、身体の疲労、ゴミ出しの日などはそのまま据え置かれるというバグった仕様だった。しかも、現実世界の保育園や会社は一切影響を受けず、各種連絡帳だけが一方的に日付を先取りして進んでいく。

初回の“ワープ”成功後、カサタニ家では休日ゆえの『洗濯物倍増』『冷蔵庫(中身だけは何故か減る)問題』『ゴミ収集車だけが依然月曜来ない』など、不可解な現象が相次いだ。主婦のカサタニマリコ(39)は『3日連続で“日曜日の朝食”を作るはめに。最初は楽しかったがパンが幻覚に見えた』と嘆く。小学生の息子カサタニタクト(10)は“毎日同じ宿題が出る”ことに発狂し、家族は次第に曜日感覚も思考も崩壊していったという。

分析にあたった家事科学研究所のマキノ博士(54)は、『世界初の“家族型カオス連続体”が発生した症例として注視している。日付だけが進行し、物理的な現象や社会ルールは固定化されることで、累積的な家事エネルギーが指数関数的に増幅する』とコメント。SNSでは“#実家カレンダー異常進行現象”がトレンド入りし、『私も祝日だけ2回繰り返したい』『冷蔵庫の中に6月18日が混入した』といった投稿が次々と拡散されている。

現在、カサタニ家では家族会議を経て『装置は二度と使わない』『余剰に発生した“日曜日”分の家事は父親が補填』との協定が結ばれた。ダイスケ氏は反省の弁を述べつつ、『もし次回があるなら、日付でなく“洗濯物の山”だけ消すボタンがほしい』と語った。しかし、装置内部のカレンダーは未だ異次元的に回転し続けており、専門家の間では“曜日ワープ感染”による全国家庭混乱への懸念も高まっている。

コメント

  1. え…これ、バグの範疇ってことで片付けていいの?日付だけ未来、体感は地獄って新ジャンルすぎる。ていうか冷蔵庫の中、何で時間旅行したのw

  2. ワープしたいのは俺の給料日だけなんだが??カレンダーフリッパー、リアル鬱展開で草しか生えん。カサタニ家、強く生きてwww

  3. にゃーー!!!ぼくも6回連続で日曜日くれ!でも洗濯物が増殖して、ついでに月曜日も8回になったら宇宙がもじゃもじゃする…うん…寝る

  4. 家庭用装置が社会崩壊のトリガーになるとは…この事件、“連休なし派”の陰謀では?日付だけ進んで疲労は据え置き、現代日本の縮図すぎる

  5. なるほど、日付だけ進めば家事もどんどん増えるのか。俺の仕事も日付だけ進まないかな…そしたら締め切りも永久に来ない、かも?こういう未来もアリだと思った。