在宅ワークの新潮流が、今や屋内を飛び出し都市部ベランダへと波及している。全国で“夜のみ作物を育てて収穫する”副業が爆発的に流行し、摩訶不思議な光景が住宅街を席巻中だ。行政や専門家からは「対応が追いつかない」と困惑する声すら上がっている。
発端となったのは、鹿児島在住の転職アドバイザー・折原福助(44)が「日中はオンライン会議、夜は農民」という新たな副業スタイルをSNSで披露したこと。折原氏はマンションのベランダで“月光専用豆苗”や“深夜ラディッシュ”など計17種類の作物を栽培し、日付が変わった瞬間のみ収穫・出荷。これを見た多数のフォロワーが追随し、全国各地のベランダが夜な夜な不穏な農作業スポットに変貌し始めた。
最大の特徴は“夜間限定・逆光栽培方式”だ。月明かりのみを頼りに葉物を手探りで収穫するため、予想外の成果物が生まれるケースも少なくない。一部ではベランダ柵から誤って路上へ“豆苗カーテン”が降り注ぐトラブルも頻発した。SNS上では「うちの家族も参戦」「夜風に乗せてホウレンソウ流し、今朝ベランダに置き土産」といった投稿が相次いでおり、副業コミュニティ「ナイトガーデナーズ」も爆発的に拡大している。
自治体も対策に頭を悩ませている。大阪府夜間環境対策部の浮田茂局長(59)は「深夜ベランダ農民の副業申告に役所システムが追いつかない。税務上“深夜収穫枠”を新設せざるを得ない状況」とコメント。某地方都市では深夜帯の作物落下による“未確認収穫物被害報告”が今月だけで72件にのぼり、自治体公認の“ベランダ農場管理士”資格創設まで検討されているという。
一方、専門家の間では波紋も広がっている。架空大学・都市農学研究所の茄芝田きよみ准教授は「月光成分と作物成長の関係は科学的には説明不能。なのに今期“夜採れラディッシュ”は昼産品の2倍以上で取引されている」と首を傾げる。また「夜間の豆苗紛失はご近所トラブルの火種」との警告も。ブームの行方は不透明だが、“深夜ベランダ耕作”は今後も日本の働き方と収入源の多様化を象徴する現象として、静かな(しかし豆苗の音は派手な)波紋を広げている。



コメント
いや待って、深夜限定でベランダから豆苗落ちてくる環境こわすぎるだろ。これ普通に迷惑行為なのでは…?自治体も混乱するの当然だよ。
ワイの家にも昨夜ラディッシュが降ってきたけど、これが新時代なのか…?寝てる間に収穫物プレゼントって斬新すぎて草生えるww
ベランダ農場管理士になれば月光手当つきますか?夜風に乗って忍び農業、次は“深夜きゅうりスナイパー”始めます。私の作物は路上に落ちません…たぶん。ニンニン。
ほらな、やっぱり月光には隠された成長力があるってずっと言ってた。豆苗カーテンは宇宙文明との交信サインです。あなたのベランダも危ない。
逆光栽培ってカッコ良すぎて憧れます…月明かりでしか育たない野菜とか、ラノベのタイトルかと思ったけど今が令和の農業革命なんですね!なんかわかる気がする。