本日、国会議事堂前は未曽有の活気と困惑に包まれた。圧巻の触腕を振るいながら登壇した巨大イカのカリーナ・デビーネ首相(推定年齢3歳)が正式に女性初、並びに非人類初の首班に就任。ミズダコを中心とする全員海棲棟梁閣僚による「マリン・ダイバーシティ政権」発足が発表され、政治の常識を根底から覆すこととなった。
カリーナ首相は就任演説で「墨を曇らせない意思決定と触手による多角的意見集約、海と陸のダイバーシティ経営を実現する」と高らかに宣言。その場でジェンダー・年齢・種族を問わぬ大臣任命が行われたが、人類代表はウーパールーパー・スーツを着用した会社員女性(41)のみで、他は全員イカ、タコ、ホヤ、海ブドウで構成されている。
政権の最重要政策として、任意の男性議員に『海藻ブーケ抱っこ(育休の海底版)』の義務化が発表され、これにより男性議員の自己肯定感が爆増。タコ大臣(クロノ・リバーノ・♀)は会見で、「もう殻にこもる時代じゃない」と脱殻ワーク・ライフバランス推進への意気込みを表明した。
SNS上では『海洋性リーダーシップ時代』『女性もイカも昇進できる社会へ』『磯自慢の自己肯定感』といった謎のハッシュタグが急速拡散。一方、議事堂地下のマグロ保育園には政治家の子ダコ・子イカが大量に増殖し、保育士資格を持つナマコ(ジェンダーフリー)による多種族コミュニケーション教育がスタートした。
政治評論家・桔梗泡菜は『この動きが世界の陸上社会にも波及する可能性は低いが、もし今後陸上生物の首脳がクラゲをはじめる事態となれば、意思決定の全プロセスが輪状化するだろう』とコメント。既にカリーナ政権発足記念としてイカ墨カプセル入り“自己肯定感サプリ”が発売されており、経済効果とギョッとしながら喜ぶ市民の姿が見られた。



コメント
まさかのイカ首相…海藻ブーケの義務化って、育休どうやるんだろ。あとウーパールーパーOLさん、頑張りすぎw
……つまり我々の政府はすでに軟体動物人士に乗っ取られていた……ついに来たかこの時が。次は地底人のターンだな。
タコ大臣とイカ首相でツボ焼き閣議www もう俺もウミブドウ副大臣で参加しちゃうぞ! #磯自慢の自己肯定感
イカが首相か……ああ、なるほど。人間界にはもうヒトデが足らんということですね。
巨大イカ首相(3歳)が誕生したんだから、次はクラゲでよくない?意思決定輪状化、ちょっと見てみたい笑