新首相に「#もぐらの逆襲」任命、国民議論炎上プラットフォーム化へ

首相執務室の椅子に鮮やかに発光する『#もぐらの逆襲』のハッシュタグが投影され、周囲にスマートフォンやタブレットが散らばっている写真。 SNSと政治
日本の首相席にハッシュタグがバーチャル着席した瞬間を象徴的に描写。

政治を揺るがす未曾有の事件が発生した。今朝未明、全議員のオンライン署名によって日本の首相職が人間から「#もぐらの逆襲」ハッシュタグそのものへと電撃バトンタッチされた。政界SNS化計画の一環というが、事態はまるで現実感を伴わない展開へと発展している。

今回の騒動の発端は、政界内で突如バズり始めた『トレンドワードで政治統治を!』運動であった。主導したのは、与党SNS改革推進本部長・箕輪バグ夫(62)。同氏のプレゼン資料はすべてガチャ画像と野菜のクチコミレビューで構成されており、どの議員も内容を把握できなかったものの、オンライン署名サイト『ギリギリ諦メルナ』で展開された数々のハッシュタグ政策案が一夜にして国会の議題を独占した。

最終的に国民人気が頂点に達したハッシュタグが『#もぐらの逆襲』である。トレンド入り48時間を達成したため、自動的に内閣総理大臣執務室のチェアにバーチャル着席する権利を獲得。その瞬間、AIファクトチェッカー『カクニントリュウジン』が「もぐらは逆襲していない可能性も否定できない」と警告したが、誰もログを読まなかったため可決された。以降、法案審議はすべて『いいね』数とリポスト量により可決・否決が決まる新方式にシフトしている。

新首相ハッシュタグのリーダーシップについて、政治評論家・魚畑パリペ博士(47)は、「従来の首相が顔を持ちすぎていた。他人事感と責任の拡散が国民の情緒安定に寄与するだろう」と分析。また、早くも対立ハッシュタグ『#ゴボウによる静かな抵抗』が数百万リポストされ、内閣府SNSが毎時1000兆バイトのクチコミで崩壊寸前となっている。

国民の声は二分している。会社員(50)は、「トレンドワードが法律になるなら、明日のランチも『#アジフライ優遇』で決めてほしい」と歓迎。反対派の主婦(39)は、「#もぐらの逆襲で義務教育が全員横穴掘りになるのでは」と不安をあらわにした。なお、プラットフォーム規制問題について『#規制ハッシュタグ規制反対』が数分ごとに賛否をひっくり返し続けるため、正確な方針が永遠に決定せず、ネット世論と行政手続きの役割が完全に入れ替わる未体験ゾーンに突入している。

次なる首相の座をかけて、明日からは『#フンドシで発電』『#カニの歩幅を基準に税制改正』などが有力トレンドワードとして浮上。もはや現実とSNSの区別はつかなくなり、国会議事堂では推しハッシュタグのライブ応援歌合戦が深夜まで響きわたっている。

コメント

  1. もぐらの逆襲に政権を持たせたって、次はナスの襲撃が来るのか!?次回予告はよ。

  2. #もぐらの逆襲閣僚名簿って全部アニメアイコンなの想像してワロタ。ていうか、議題に『連続リポスト法』とか出てきそう。

  3. ……まさかとは思うけど義務教育で子供たちにスコップ配る事態だけはやめてほしい。穴だらけになるよ…

  4. カクニントリュウジンが警告スルーされたの地味に好き。AIも疲れてそろそろ逆襲しそうw

  5. なんか妙に納得しちゃった…責任感よりリポスト。これが令和か。多分俺たち全員もぐらだったのかもしれん。