自宅が永遠ループ!? 回転式“だまし階段”マンションに住民騒然

現代的なマンションの螺旋階段をビジネス服の女性が上りながら、途中で景色やインテリアが微妙に変化している様子。 住まい
だまし階段で変化する景色に戸惑う住人が印象的です。

合理的な間取り設計が叫ばれる昨今、見晴らし丘ニュータウンの中心に立つ『サイクリック・リビング・マンション』が、常識の彼方を行くバリアフリー設計で注目を集めている。設計士の喜多宮譲治が手がけたこの建物、住民いわく「帰宅すると延々と同じ部屋に戻る」「階段を登るたびに微妙に違う住人が現れる」など、数々の異次元現象を巻き起こしているという。

問題となっているのは、各戸に設置された“だまし階段”システムだ。入居者の多羅間マーガレット(29)はこう語る。「仕事帰りに3階の自室に戻るため階段を上ると、必ず5分後には自宅の玄関にまた到着するんです。その間も歩き続けているのに、景色だけが微妙に変化して、冷蔵庫が反対側に移動していたり、観葉植物が増えていたり。昨日はペットのカメが巨大コウモリになっていました」

設計士の喜多宮氏(42)は、『空間を有効活用するため、各戸の次元角度を特殊な円状回転構造に設定した』と説明。「入居者の移動効率は飛躍的に向上、階段に迷えば体感時間もストレッチされ健康増進。ついでに同時並行で複数の家族構成を体験できる画期的設計」と語るが、実際に居住する家族からは困惑の声が相次いでいる。

賃貸仲介担当の釜井南斗(34)は『初見の内見客は“階段のぼり体験VR”だと誤解し、気づくと契約書に5回サインしている』と苦笑い。「ペット可物件ですが、飼い主が部屋を出るたびにペットの種類が予測不能に変わるため、現在“多重審査ペット保証人制度”を急遽導入検討中です」と対策に追われている。

SNSでも#再帰的マンション、#だまし階段チャレンジなどのタグで報告が拡散。「朝出勤しようと廊下に出たら昨日の自分に遭遇して握手した」「階段の途中に立っていると近所のカラスが引っ越し営業してくる」など、現象のバリエーションは増加傾向にある。専門家(分岐空間設計士・柴崎風雅)は警鐘を鳴らす。「この物件で一番大事なのは“明日の自分を信じない慎重さ”。人生も部屋も一歩、回り道をしてみることが大切です」

コメント

  1. 逆にどんな設計図描いたのか見てみたい。絶対CADぶっ壊れてるやろこれ。

  2. 昨日の自分が握手してきた?実質タイムマシンじゃん!?明日5人くらいとジャンケンできるのでは。

  3. 読んでたら冷蔵庫が歩き出しそうな気がしてきた。うちの階段もしばらく見てみる。

  4. 階段5回登ったらペットがバジリスク→文鳥→マグカップ→親戚の小林さん→原点回帰した。なるほど分かった。

  5. 喜多宮設計士の自己肯定感、現実も歪めてそうで好きww『人生も部屋も回り道』名言キタ!!