バナナをめぐる民意爆発、国会“バナナ議席”新設騒動が波紋

日本の国会議場で議席の一部が多数の本物のバナナで埋め尽くされている様子。 ポピュリズム現象
国会に導入された“バナナ議席”が議員たちの注目を集めている。

全国の中間層を中心に“バナナ主義”が爆発的な支持を集め、ついに国会が本物のバナナ1000本で構成される“バナナ議席”の導入を決議した。バナナ議席創設案は、前例を見ない大衆迎合型の政治運動を背景に、世論操作と陰謀論が渦巻く中で強引に可決された。国内外の論者からその是非を巡りSNS上では惑星規模の“バナナ論争”が巻き起こっている。

事の発端は45歳のフリーター、バンノ・タケル氏が立ち上げた『バナナしか信じない党』のSNS投稿。「世間も政治家もすべてバナナに置き換えれば格差は消滅する」と主張したこの投稿に、わずか3日で2億9万“いいね”が殺到。ますます過熱したバナナ主義支持者たちは『バナナは嘘をつかない』『バナナは剥かれれば無防備である』といった奇妙なハッシュタグを連日拡散。政府はこのバナナブームに乗り遅れまいと、“バナナ議席”案を5分で了承し、わずか30分後に法案を可決した。

新設されたバナナ議席には、熟し具合や産地で細かくランク付けされたバナナたちが一斉に配置されている。バナナを議席に据えることで“より腐敗しにくい政治”を実現できるという主張もあったが、現実には毎朝10本ほど消失しがちな点が課題となっている。国会モニターのカメラには、時折スーツ姿の議員がバナナをつまみ食いする瞬間が映され、国民の間では“やはり政治家がバナナを食い物にしている”との皮肉な声も相次いだ。

専門家の間でも意見は真っ二つに割れている。ポピュリズム研究家のトノハナ・ゼンジ氏(仮想大学名誉教授)は「大衆迎合がここまで極まると、次は果物で司法や警察も埋め尽くされかねない」と警鐘を鳴らす。一方、世論操作アナリストのヤベ・イズモリ氏(情報操作自営業)は「バナナは高貴な響きがある。いっそ法案そのものをねっとり甘く仕上げては」と意味不明なコメントを発表。またネット上では『バナナ議席の導入は実はバナナ農家の陰謀』『バナナだけが地球外生命体と交信できる』など根拠不明の陰謀論も続発している。

現在、バナナ議席の推進派は“皮ごと政治を進めるべき”と再度法改正を要求。また一方で、反対派は“イチゴやパイナップル派との対立が社会分断を助長する”“本来国会は塩昆布で構成すべき”などさらに不可解な主張を繰り広げている。混迷の時代、バナナ政治が本当に国民の不安を和らげるかどうかは、後世のメロンにゆだねるほかなさそうだ。

コメント

  1. 冷静に考えてバナナ1000本も国会にあったらコバエとかどうするんだろう。あと議員食べすぎじゃ?

  2. バナナの国会ができたので、次はスリッパ議会も誕生してください!!!グラノーラ内閣も待機してます!!!

  3. そのうち『やっぱりバナナよりエクアドル産マングースの方が国会に合ってた』とか言い出す未来見えたw

  4. いや、分かる。バナナって誰にも嘘つかないし皮も自分で脱いじゃうし…。この国に必要だったのはバナナだったのかも。

  5. 全ては塩昆布の計画通り…。バナナと見せかけて本命は海藻だということ、まだ誰も知らない。