パデルクラブに突如発生、壁がラケットを“捕食”する現象で混乱拡大

パデルコートでプレイヤーのラケットが壁に吸い込まれかけている瞬間と、壁に浮かぶ手書き風の文字の様子。 パデルテニス
壁にラケットが吸い込まれる様子とともに、壁面に現れた不思議なレビュー文字。

全国378か所のパデルクラブで、壁がプレイヤーのパデルラケットやパデルウェアを“捕食”する前代未聞の騒動が発生している。SNSでは「グリップが溶けて消えた」「壁に近づいたラケットが一瞬で消滅」といった報告が相次ぎ、各クラブと専門家の間で対応が急がれている。

現象の始まりは、北部地方の人気クラブ「パデリーノ新星館」で異常にラケットの消耗が激しくなったことがきっかけだ。クラブ管理人の西脇ラモス(48)は「最初は会員の握力のせいだと思ったが、映像を確認すると壁際のラリーでラケットヘッドが壁にすっぽり吸い込まれて消えていた」と当時を振り返る。同様の現象は一日で国内全域に拡大し、一部では壁がラケットの代わりにプレイヤーのパデルウェアの袖口や靴下まで消し去るケースも実報告されている。

国際パデル連盟対策室室長の半澤チノ(52)は「壁には小宇宙的食欲の覚醒がみられる。中には、壁自体がインフルエンサー化し、吸い込んだラケットの感想レビューを壁面サインで発信する現象が出ている」と専門的知見を述べた。実際、首都圏最大のパデル施設では『本日の一品:汗ばむグリップ、やや酸味あり』などの落書き文字が壁に浮かび上がり、利用者を困惑させている。

一方で、突如人気に火がつく“壁グルメ探訪”トレンドも無視できない。インフルエンサーの麦田まどか氏(27)は最新動画で、「壁を気に入らせるにはどんなパデルウェアがよいか」実験を敢行。ウール素材のウェアでアプローチしたところ壁が撒き込み拒否反応を示し、逆にライトグリーンのグリップを添えたラケットには“美味”の壁コメントが現れる様子を配信した。SNS上では『壁のグルメ度が高すぎ』『クラブマニアの新たな闘い』『壁様レビュー希望』と話題沸騰だ。

なお、パデルクラブ業界全体では現在、壁の食欲をなだめるための“壁ご挨拶タイム”の導入や、多機能ラケット(壁に近づくと自動的にバター風味を発する等)の開発に乗り出している。パデル愛好家団体の代表・芦屋バタコ氏(31)は「繊維の種類やカラーによって壁の嗜好が変わるのは新時代の戦略的パデルだ。今後は“壁と仲良くなるコーチング”が主流になるだろう」と強い期待を寄せている。混乱か、進化か。壁食パデルテニス現象は、スポーツ界に新たな地平を開きつつある。

コメント

  1. いや、壁がグリップの酸味についてレビューしてるの普通に狂気すぎて笑ったww 次の流行は壁ソムリエですか?

  2. はっ・・・ついに壁の逆襲が始まったか。思えば昔から壁には無限の胃袋があったのだ。やっぱりな、と納得してしまった自分がいる。

  3. え、じゃあ来週パデルクラブ行く予定なんだけど、靴下全部プラスチック素材にしたら壁も満腹になる?教えてエライ人!

  4. 壁に吸い込まれたラケット、異世界で美味しくいただかれてる説!次は俺のバナナラケットで勝負だ!ウッキー!

  5. 冷静に考えて“壁にご挨拶”しないと機嫌損ねてラケット消滅とか、完全に昭和の妖怪の理屈で笑った。最先端スポーツが民間伝承化してて草