姓名ウィルス国会を制圧 全議員「キューブ家」化法案を可決

国会議事堂の本会議場で、複数の議員が『キューブ』と書かれた名札を身に付けて立ち上がっているリアルな風景。 選択的夫婦別姓
全議員が『キューブ家』名乗りを始めた国会の一場面。

国会のすべての議員が突然「キューブ家」と名乗り始めるという前代未聞の事態が発生し、社会に混乱と爆笑を巻き起こしている。「選択的夫婦別姓」議論が沸騰するなかのこの騒動、人類の多様性に新たな一石を投じた格好だ。

発端は、超党派議員グループ「角張り家族の未来」が提出した『全員キューブ家仮称使用法案』である。審議は開始直後から謎の「姓名ウィルス」によるシステムバグが発生、議場内の電子名札が一斉に“キューブ ○○”へと変換。これにつれて議員らも「私はキューブ太郎です」「ワタクシはキューブ花子でございます」と自己紹介し始め、法案は討論5分で全会一致可決となった。

この奇想天外な事件により、同時多発的に日本全土の家族欄も自動で“キューブ”化。役所では3万件の戸籍修正申請が発生し、「今日からウチもキューブ家になりました」と喜ぶ者、「妻氏はキューブ派、夫氏はダイス派で家庭内が揉めています」という新たな別姓問題も噴出している。

SNS上も大炎上。『角張りすぎ家族写真選手権』や『旧姓:球体の反乱』がトレンドを独占し、一部の市民団体が「ピラミッド姓こそ多様性」と抗議デモを決行。なお専門家の三好楔教授(家族科学)は、「来週には八面体一家や四次元姓も立法化される可能性が高い」と冷静に分析。もはや人類の家族のかたちは、多面体の域に達しつつあるようだ。

結果、選択的夫婦別姓の議論は想像を超えたかたちで着地。政府は旧姓使用の手続きに『ご自由な多面体申告フォーム』を追加し、多様性社会のあり方について問われる前例なき事態となった。キューブ家の時代に取り残された紙媒体姓簿が涙する日も遠くはなさそうだ。

コメント

  1. え、これさすがに戸籍担当もバグるやろ…全員キューブ家って、選択的どころか単一やん。

  2. 逆に俺もうキューブになりたい!四次元姓に憧れてたけど今は角ばるしか勝たんってこと?!

  3. ワイ旧姓:球体、今日からキューブ所帯。明日はピラミッドでお願いします(無理ゲー)

  4. ……(しばらく沈黙)はい、理解しました。多面体姓の時代、来てるっぽいです。

  5. これ絶対、キューブ財団の陰謀。次はピラミッド組とダイス組が熾烈な多面体戦争起こすって俺は前から言ってた。