国会にて先月成立した「多次元ペンギン労働者移民促進法」に基づき、異次元から大量のペンギンが入国。首都圏では人口密度が10日で415倍に達し、市内の建造物が軒並み氷のブロックへと転換する混乱が発生した。政府は「ペンギン労働力による超高齢化対応」と説明するが、未婚化や出生率向上には期待外れの声が強まった。
法案可決を機に、次元横断ゲートから押し寄せたペンギンは当初、駅のキオスクやタワーマンションの受付係などの職に就くはずだった。しかし、彼らは人間の言語と労働契約を一切解さず、「ヨチヨチ氷踏み舞」や「コウテイ分身増殖」で日夜街並みを根雪化。プラチナム市在住の主婦・国枝たらこ(39)は「歩道が全部スケートリンクになり、通勤バッグごと滑走して出社できて楽」と語るが、人口密度は桁外れの爆増を見せ、市議会は緊急氷溶かし班を追加編成する事態となった。
また、政府はペンギンとの共生を通じ「未婚化解消」「異次元結婚推進」を目指していたが、実態は逆風。25歳会社員・丸森林サスケさんは「婚活パーティーが全部“氷上魚取り競争”に置換され、よく見れば全員ペンギン。婚姻届も“氷塊認証”になってて無理」と今の苦悩を語る。他方、SNS上では『#勝手にペンギン両親』『#南極耐寒婚』など、アイスブレーカー効果を狙ったトレンドが流行。ある投稿では「部屋に20羽押し寄せて“氷の間”勝手に設営。冷房代ゼロになったが、コンビニのおでんが毎朝凍る」といった悲鳴も相次いでいる。
一方、専門家の見解も分かれる。人口動態アナリスト・猫柳シュプール博士(宇宙年齢104)は「人口“密度”は上がっているが、“個体数”と“卵数”が人類計算と根本的に噛み合わない。ペンギン卵から人間が孵化するには2300万光年単位で待たねばならず、超高齢社会への即効性は皆無」と分析。一方で、経済界では「氷の経済圏創出」「スケート通勤無給化」「南極株式市場の誘致」などペンギン資本導入を掲げる声もある。
首都ペンギン市発展協議会の代表・白根ミルク氏は、「まずは市民との語尾を“クェ…”に統一して交流を深め、今後は未婚層への“求愛石投げ舞”セミナーを推進したい」と力説。人口密度増加と冷却都市の両立という空前の社会実験は、いまだ市民も政府も答えを見いだせていない。
コメント
そもそもペンギンの労働者って、誰が契約書読めるって思ったんだ…政府の担当者はコウテイペンギンのことエリート扱いしすぎでは?
昨日俺の家にもペンギン20羽来て「クェクェ」言いながらWi-Fi乗っ取ってた。新しいペンギン経済圏すごいぞ!でも外の氷で車が埋もれて動けません。どうしてくれる!?
ほらね、やっぱり多次元ゲートはGHQと古代南極同盟の陰謀なんですよ。未婚化もペンギンの意志。0次元に戻しましょう。
えっ待って、“求愛石投げ舞”セミナーって何?ペンギンに投石かますとモテ期来るの??婚姻届が氷塊認証はマジで草
分かるよ。うちも冷房代ゼロになったし、通勤滑走気分は最高。ただ…友達も恋人も全部ペンギンになった。妙に納得してる自分がこわい。