カエル社長誕生へ!事業承継M&Aで池が本社に――株式譲渡と大ジャンプ

池のほとりで蓮の葉の上に集まる複数のカエルたちが、まるで会議をしているように見える光景。 事業継承
カエルたちが池畔で事業承継会議を開く異色の一場面。

事業継承の新たなる可能性が池のほとりで花開いた。株式会社ヒキガエル製作所の創業者、小糸幹太(72)が自ら飼育していたカエル117匹を役員に抜擢、正式な事業承継とスモールM&Aを成立させたと発表したのだ。株主総会は全員が湿った葉の上に集合し、議事録は「ゲロッ」という一言だけが記録されている。

小糸氏によると、事業承継計画は数年越しで練られていたという。きっかけは、44年前、初めて自作のカエル型自動販売機(大失敗)を世に送り出した際、「いずれは本物のカエルに経営を任せたい」と夢見ていたことに始まる。役員候補となったカエルたちは、厳正な水泳選抜試験、虫キャッチ・プレゼン大会、鳴き声コンテストなど七つの難関を突破。最年長のオス、モリゾウ(概算年齢6歳)が新社長に選出された。

新経営体制発足後、企業文化は劇的変化を遂げている。会議は毎朝5時、池の中心で行われるようになり、出席義務は「跳躍または潜水」50回。幹部用クッションは全て蓮の葉素材に切り替えられ、福利厚生として大量の蚊とミミズが会社経費で支給。株式譲渡の手続きは、登記所にて『湿った書類に足跡を押印する』という画期的な方式が採用され、担当官は「これまで書類がここまでぬるぬるだったことはない」と驚きを隠さない。

当初、経営権を動物へ譲ることに懸念を示す声も多かったが、事業承継ユニコーンを標榜するベンチャー支援団体『トロピカル蝉』代表・地ノ上カズオ(51)は「イモリじゃなくてよかった。カエルには跳躍力がある」とコメント。SNSでも「我が家の池にも社長誕生を期待」「今こそ人間をペットに逆転M&Aだ!」と勇気づける投稿が相次いでいる。

今後の課題は、経理システムを捕食本能から脱却させること、会計年度末に大量発生するオタマジャクシ株式の整理、そして、全役員が冬眠突入後の経営体制だ。遺言書の作成にも一部水没リスクが指摘されているが、小糸前社長は「うちのカエルたちに不可能はない」と自信を見せる。かくして、世界初・両生類主体の事業承継が本格始動した。日本の経済界に新たな波紋が広がっている。

コメント

  1. いやカエル117匹役員は草。湿った議事録の管理どうすんねん…(てかゲロッで全会一致?)

  2. フッフッフ…これはまさに人類が両生類経営に征服される前兆ッッ…次はアメンボ課長の時代だ!!

  3. 会計年度末にオタマジャクシ株式とか文字の組み合わせが最強すぎて腹筋崩壊したwww俺も跳躍出席したい!

  4. なるほど、冬眠が経営リスクって普通に納得してしまった自分が怖い。てか、人間よりオタマの方が資産増えそう。

  5. これは池の時代到来。社食にミミズ出るなら転職も辞さない( ˙-˙ )