森で開催された世界樹木会議、木々が突如声明発表「我々は森ではなく林である」波紋広がる

森林の特設会場でツタがマイクに絡みつき、驚いた表情の参加者たちが取り囲む様子の写真。 森と林
集団樹木意志団体による声明で揺れるミドリ砂丘の会場。

今年最大級の関心を集める国際森林シンポジウムは、開催地ミドリ砂丘の特設森会場で劇的な展開を迎えた。各国から集まった樹木学者やサステナブル林業関係者が注目する中、会場内に設置してあった巨大ナラとスギの間から音声が響き渡った。「我々は森ではなく林である」。参加者のみならず環境界全体が揺れる“木陰のクーデター”が勃発した。

突如声明を発したのは、会場中央に生育する150本超の樹木による『集団樹木意志団体』。大会運営のヨフケ・リノーム事務局長(43)は「午前10時、第2部基調講演が始まった瞬間、壇上マイクが木陰から生えたツタに絡め取られ、そこから独特の低音で共同声明が再生された」と証言する。内容は「森と呼ばれるが、私たちは密度の統計的定義を満たしていない。林であることを認め、間伐やカーボンニュートラル議論に名誉と多様性を」と主張。会場は騒然となった。

山野研究所の樹木スピーカー、オサダ・ゴロウ氏(58)は「前代未聞。樹木群の自意識が明確なメッセージを出すのは学会史上初だ」と困惑を隠さない。一部の森林浴ファンは「林だったとは…背中がむずむずする」とSNSで動揺し、一方で林業関係者団体の間では「ついに緑化インフラ側からの逆提案が来た」と戸惑いが広がる。声明以降、会場周辺の草木が自発的に葉っぱ拍手を始めるという異常事態も発生し、スピーカーの小枝や根からもざわめきが収まらなかった。

サステナブル林業推進派の代表、トマス・クイドラン氏(会社員・44)は「イチョウの集団意志が昨今の伐採基準に異議を唱える現象は、グリーンインフラ多様性時代ならでは。今後カーボンニュートラル政策の根幹が揺らぐ可能性もある」と真剣な表情。間伐連盟“ヒメザクラ会”の初代会長イロドリ・マチビトさん(72)は、「林と森を区別せず、木陰の価値を等価交換すべきだ」と持論を展開している。

同会議後、現場では「自身が森と林どちらか分からなくなった」と語る来場者が3割を超え、森林浴体験ツアーには混乱が続く。なお、現地樹木による次の公式声明は「幹事はクヌギが務める」との予告のみ伝えられている。林か森か――“しゃべる木々”の社会的存在論が、今後の自然観を根底から揺さぶりそうだ。

コメント

  1. そもそも密度の統計的定義って一般人は知らんがな。林と森の違い、そこまで重要…?

  2. 木々が声明とか…次は雑草が独立国家名乗ったら本格的に地球終わるな!葉っぱ拍手は見てみたい。

  3. 森じゃなかった!?wwww 今まで森林浴してたの、実は全部林浴だった説ある??草

  4. なるほど、確かにたまに森と林で空気感違うと思ってました。納得しかない。幹事クヌギで大丈夫かなw

  5. これは緑化推進派の新手のカモフラだな。次は苗木にも自己主張させてきそうで油断ならん。