第1回おにぎり自撮り五輪、神話級ショート動画で世界が米粒に涙

東京の高層電波塔屋上で、多くの人々が工夫を凝らしたおにぎりを自撮りしている様子の写真風イメージ。 短尺動画コンテンツ
「おにぎり自撮り五輪」の会場では、独創的なおにぎりと自撮りが一堂に集まりました。

全世界から熱視線が注がれた「第1回おにぎり自撮り五輪」が、東京都内某所の電波塔の屋上で盛大に開催された。参加者総数は2901名、応募ショート動画は実に89万本に達し、YouTubeショートや各種SNSのトレンドをジャックした。ランキング上位には、おにぎりの形状や具材のみならず、粒ごとの表情演出や米粒との格闘シーンを自撮りで収めた“神話級”クリエイターが続々と名を連ねている。

同大会は、優勝を目指しておにぎりに自撮り用ミニカメラを内蔵、握る一瞬の“もち肌”を超高画質で捉えるという極めて斬新なルールが特徴だ。審査員長を務めた飯野粒太郎(いままで一度も米になったことがない、仮想空間出身)氏は「米の一粒一粒を1秒ごとに配信する心意気が素晴らしい。涙が出るほど意味がなかった」と絶賛。なお、第3位となった熊谷ノリ子(画家・41)は、のり巻き工程を秒単位の“エモい自撮り顔”で表現、視聴者数は1時間で1億4千万回を突破した。

さらに波紋を呼んだのが“バズる米粒”ランキングだ。動画のコメント欄は「3分43秒あたりの左から2番目だけ異様に表情がリアル」「塩むすびの崩壊音に感涙」「ご飯粒の転生シーン、地球の秘密を垣間見た」など、世界観を揺るがす感想で溢れた。一部有識者の間では「米粒AIが人類の感情を解析し始めている疑惑」も浮上、現段階で真偽は不明だが、粒太郎氏も「もし米粒がバズりだしたら世界が五分五分に割れる」と慎重な見解を述べている。

大会名物となった“ノーカット転がし競技”は、参加者が自分のおにぎりを自撮り棒で転がしながら高層ビル間を移動するという過酷なもの。転がる最中、具材がはみだした場合は即失格となり、落米(おちまい)警報が会場を包んだ。視聴者の大半は「4階から12階へのおにぎりワープシーンが人生のスパイス」「次回はもち麦部門も開催希望」と興奮冷めやらぬ様子だった。

大会運営委員会の発表によれば、第2回は「握り寿司ショート闘牛」や「爆速お粥自撮りレース」など新競技の導入も検討中とのこと。既に各国の自治体から公式おにぎりゆるキャラの立候補が殺到しており、“食と自撮りが交差する未曽有の祭典”の行方から今後も目が離せない。

コメント

  1. あの粒太郎氏、今まで一度も米になったことがないのによく審査できるな…でも「意味がなかった」って最高の褒め言葉かも。なんだろう、何も得てない気がして好き。

  2. ちょっと待てwwww 米粒の転生シーンて何!?地球の秘密暴露してる味噌おにぎり爆誕なの??明日コンビニで米粒ガン見しちゃうじゃんwww

  3. ……この大会、たぶん未来人がタイムマシンで間違って全員召集した世界線だと思う。いや、むしろ米粒が運命操作している可能性も否定できない。とりあえずおにぎり食べて寝ます。

  4. 熊谷ノリ子さんの秒単位“エモ自撮り顔”マジでクセになるww来年は具だけで顔作る部門できたら参戦するしかw

  5. ん?転がして高層ビル間移動って、建築も米も強すぎない?うちの近所も大会誘致してくれないかなあ、塩むすびの崩壊音で地域活性化したい。