環境省が「カーボン手形祭り」を新設 天狗が空を飛んで脱炭素PR、後光に太陽光パネル搭載へ

巨大な天狗ロボットが上空を旋回する中、炭を塗った手形を大きな白布に押す市民たちが並ぶ祭り会場の様子。 持続可能性
大手町エコ・アリーナで開催されたカーボン手形祭りの熱気あふれる一幕。

地球温暖化対策に一石を投じる新たな環境啓発イベント「カーボン手形祭り」が、大手町エコ・アリーナで開催された。特設会場上空には全長30メートルの巨大な天狗ロボットが、鼻先から風力発電式メガホーンで「脱炭素だぞ!」と連呼しながら旋回。脱炭素化と再生可能エネルギー推進を訴える謎めいた奇祭に、初日から市民8000人が長蛇の列を成した。

注目を集めたのは、参加者が持参する“カーボン手形”。これは本人の手か足に炭インクを塗り、全身全霊で巨大な白布(製造元曰く「低炭素・酸素リッチ」)にスタンプするという儀式的企画で、手形の数だけ会場に設置された「デコ炭樹」が自動的に増殖する。それぞれのデコ炭樹には手形主本人の反省文が即時プリントされ、「昨日コンビニでレジ袋をもらいましたすみません」などと公表される仕組み。参加した会社員(38)渡刈公介さんは「人生で初めて炭を真面目に握った。炭素に向き合い直したい」と誓いを新たにしていた。

一方、主催者発表によれば、今年より「エネルギー源にモテたい天狗グランプリ」も同時開催。天狗姿の一般公募市民8名がエコ発電衣装でランウェイを闊歩し、脱炭素メッセージを絶叫。3度目のチャレンジとなる主婦(59)安井瞳子さんは「後光に取り付けた太陽光パネルでスマホ10台充電済み。今日こそ天狗の座を奪う」と意気込みを見せた。なお、天狗ロボットに搭載された風力式満月LEDは突如“月食モード”に入り、高校生ら300人が小惑星へのエールを即興合唱するハプニングもあった。

SNS上では「そもそも手形がカーボン増加では?」や「天狗が太陽光パネル持って飛ぶ時代か」「反省文のギャグセンス高すぎ」など様々な声が飛び交っている。環境省ナンセンス祭り推進課の足摩陽一課長補佐(47)は「科学的な説明はできないが、カーボン削減意識は跳ね上がっていると信じている」と自信をのぞかせた。

今後は参加型屋台「ソーラーワタアメ巻き」や「風力発電式エコ植木鉢綱引き」なども計画中。天狗は次回、鼻を連結させてマイクロ水力を起こすアップデートも予定されているという。持続可能性の新境地は、手形一つにも宿るのか。混迷する時代の中、奇祭は静かに、熱く、炭の香りを放っている。

コメント

  1. あの…本当に天狗が空飛んでるの?環境省のイベント、令和の世でここまで攻めてくるとは思わなかった。デコ炭樹が自動で増殖ってどういう技術…?誰か冷静に解説してくれw

  2. ワシの左足はすでにカーボンまみれ…天狗よ、次はワタシのスマホも後光で充電してくれ!ソーラーワタアメの中に未来の答えが隠れてる気がする。反省文は深淵、私も明日から脱炭素の夢を見る!

  3. 天狗〜飛びながらメガホンで叫ぶとか近所迷惑w てかエネルギー源にモテたい選手権好きすぎwww 来年は俺も太陽光パネル背負って参戦や!月食モードで踊りたい!

  4. なるほどな、カーボンを減らすには炭を増やすんだ…木に手形押して反省したら酸素リッチとか、確かに地球も笑ってる気がしてきた。よし、俺も今日からレジ袋やめよう(多分)。

  5. はいはい出ました、天狗でカーボン削減(笑)。本当はあの風力メガホンで催眠電波バラまいてるんでしょ?環境省は我々を巨大デコ炭樹に変える気だな。わかってんだからな。