宅コス革命を牽引するコスプレイヤー井手螺旋(30)主催の前代未聞のイベントが総勢240人のカタツムリ姿で開催され、コスプレ界に旋風を巻き起こしている。通称「カタツムリ併せ」と呼ばれるこのイベントは、参加者全員が頭から足の先まで完全自作のカタツムリ衣装を着用し、ただ一言も発さず、床を這いながらひたすら1ミリずつ進行列を進めるというもの。ネット上では「最初から最後まで意味不明」「涙が出るほど笑った」と話題が沸騰している。
コスプレ衣装制作の限界を試す本イベントは、主催の井手氏自らが100枚以上の段ボール片と5リットルの特殊スライム液(市販のスライム用洗剤を独自調合)で等身大「リアルカタツムリ殻」を開発したことにより実現。「衣装の自重で膝が消滅しかけたが、カタツムリ魂で這い進む」と同氏は語る。参加者は事前審査で「実際に1分間に1.5ミリ以下しか進めない自作衣装」であることが求められ、その基準の“役に立たなさ”から、全国の宅コスラー界隈で密かな憧れとなっていた。
会場となった古都・本州中部の某巨大ホールには、朝6時の時点で既に“殻ごとゴソゴソした塊”が駐車場を埋め尽くし、運営側は交通整理に洗濯板と酢の匂い付きテープを導入する事態に。待機列は開始から3時間で計13センチしか進まず、「全員が地面をなめるように移動するため、毎秒スローすぎて運営スタッフがUターンし始めた」(イベント警備担当・桔梗富美男氏)との証言もある。
参加者たちは併せショット撮影時にも「カタツムリ感」の再現に余念がなく、静止画にもかかわらず1ピクセル単位でポーズを“じわじわ”変更する異様な写真合戦が繰り広げられた。SNSでは「タイムラプスで見ても遅すぎて逆に静止画という新境地」「併せ撮影でここまで全員が迷子になるとは」との声が続出。一部のコスプレイヤーは本イベント後も殻から出られなくなり、帰宅時タクシーに断られて“這い帰り”を遂行したという。
衣装制作専門家の九十九四郎氏(45)は「宅コス界にはこれ以上の“遅さ美学”は存在し得ない」と指摘しつつ、「次回はナメクジ派閥との合同開催も検討すべき」と提言。井手氏は「来年は“庭ごと移動するカタツムリ併せ”を目指す」と語り、新たな混沌の予感がコスプレ界に漂っている。
コメント
もはやコスプレというより現代アートの域。1ミリ進むごとに絶叫って、カタツムリ本家に敬意…?真剣な無意味さ、嫌いじゃないw
なんで殻から戻れなくなった人いるのwww タクシー断られて這い帰ったって光景を近所で見たかった…次回は絶対“殻おろし隊”配備してほしい
ついに人類は“遅さ”を極めて次元の壁を超えた。もうすぐ我々の時代、ナメクジ派閥の逆襲ですな。酢の匂い対策もヨシ!
運営、洗濯板と酢のテープで交通整理ってなにそれどういう状況??? 誰が得してるんだこのカオス…好きだぞCFN。
なんかこの世界線だけ物理法則がバグってる気がする…でも、たぶんこうやって人類は進化する。カタツムリの精神…。分かる…かも。