住民全員バイシクル・カタパルト発射式通勤開始、三次元交通時代へ突入か

近未来の都市上空で自転車ごと空中に打ち上げられる人々と、浮かぶバッテリー交換ステーションや網が映る光景。 スマートモビリティ
ギザギザ市で始まった空中自転車カタパルトの発射シーン。

かつて誰もがただペダルをこいでいた自転車が、今や市民の空を切り裂く主役となった。交通インフラ技術の謎めいた発展により、ギザギザ市では新型「バイシクル・カタパルト」発射ステーションの運用が先週から始まった。住民の通勤・通学風景は一変し、制御不能かつ自由奔放な三次元移動が連日観測されている。

このシステムでは、住民が自転車ごと全自動カタパルトに乗り込み、指定のラウンドマースパッドから弾かれる形で空中移動する。下車点には大型網付き空中バッテリー交換ステーションが浮かび、着地失敗者の回収や電気の受け渡しが秒速で行われる。また、「急ぐ時は空へ投げられたい」という希望が数値化され、モビリティプラットフォーム上から遠隔で各人の発射角度と速度が毎日変化しているという。

目撃したライドシェア業者、ミチノカマキリ・コウジ(34)は「どこかの家の屋根に刺さった自転車が『駅はまだですか』と歌っていた。もう通常のルート把握など無意味」と戸惑いを見せる。一方、利用者として知られる高校生・ハタダコトナリ(17)は「朝眠い日は400mアーチ発射で目が覚める。友達が熱中症で途中マユ状になっていたが楽しい」と前向きだ。

市は今月、自転車ごと進化した交通情報データの活用強化を宣言。空中経路の渋滞(主にカタパルト同時発射の衝突)や、予期せぬ軌道修正による住宅突入事故の記録を、AIナンセンス分析エンジン「クルクリモータ」に一任し始めている。市の担当者は「利用者が予定より早く畑に着地するなど、都市農業支援の副次効果も顕在化。空間インフラのバグはやがて文明」と妙な自信を見せている。

SNSでは「バッテリー交換網が魚網にしか見えず新鮮」「仮名自転車が空で自転車荷台合コン状態になってた!」と毎日話題沸騰。専門家、リリーミガサ・カンジ(交通流設計学者・58)は「軌道解析上の論理は破綻しており、むしろ新しい物理定数の発見につながるだろう」と指摘。いまやギザギザ市全土が、一丸となって“意味不明なスマートモビリティ”の最前線を突き進んでいる。

コメント

  1. 発射角度が毎日変わるの草。出社じゃなくて空社になってて草生えるwww

  2. いや普通に考えて軌道修正で家突っ込むのは重大インフラ事故では?安全基準どこ行った。

  3. ふふふ…ついにバッテリー網が魚網と融合し、自転車が空中マユを結ぶ時代とはな…次はカタパルトで月旅行の徴収開始の予感ッッッ

  4. 朝400mアーチで一気に目が覚めるの革命だな。ついでに着地で玄関ドアぶち抜いて出勤したい。

  5. なるほど、やっぱ文明の発展は多少バグってた方が加速するよね。ギザギザ市、未来先取りすぎ。