家族の絆を揺るがす前代未聞の現象が発生した。札幌市に住む代理店勤務の沢渡チカラさん(42)一家5人が、昨日午前3時12分、家族全員“完全同一双子化”したと発表。顔も背丈も声も性格も、Amazonの箱までコピーされるほどの完璧さに、家庭内は混乱の極み。SNSでは「#双子家族現象」がトレンド1位となり、専門家や自治体も騒然となっている。
事の発端は昨夜、沢渡家の居間で全員が納豆入りのカレーうどんを同時に食していた際、突然目の前が虹色に明滅。その後、一家全員がピッタリ同じ顔・声・服装・寝癖・スリッパを持つ状態で目を覚ました。さらに謎は深まり、「おはよう」と言えば全員が同時に同じ言葉・同じイントネーションで返し、「冷蔵庫にある卵取って」と命じると、5人全員が全く同じ動作で冷蔵庫へダッシュ。“本人にしか分からない”と思っていた家族内レアネタまで一言一句同時発言する有様だ。
混乱ぶりは日常生活全般に及ぶ。家族会議も収拾がつかず、「だれが議長か」「だれが発言権か」「だれがだれの財布か」さえ分からない。沢渡さん曰く「妻に愛してると伝えようとしても、私自身が同時に三方向から告白して来る。最終的に“家族全体でわたしと両思い”みたいになり、複雑怪奇な三角関係も同時成立しました」と頭を抱える。沢渡家の長女ミチルさん(16)は、SNSで“どれが本物かわからない自撮り”を20枚連続投稿し、フォロワーから「全部コピペにしか見えない」「タイムラインが幻覚」と驚愕の声が多数寄せられた。
この現象の影響は近隣にまで拡大中。自治体の安否確認電話にも「本日も変わりありません!」と完全シンクロ声で返答。町内会長の桐生モンジさん(65)は「公園ですれ違う沢渡さん一家はまるでパントマイム大会。朝のラジオ体操は全員同じ動きで同時につまづき、皆で笑ったらまた皆で同時に転び直していました」と証言。隣家の主婦・山路クララさん(47)は、「ごみ出し時も集合体で動く。どこかのCMかと錯覚するレベル」と困惑の様子だ。
全国同一双子化研究会の池田マグロ助教授(エア研究員)は「この事象は“家族同一波動共鳴現象”と仮説。全員の感情・思考・物理的動作がスティッキーノリで融合する反面、個人の意志との分裂も起きている。家庭内じゃんけんは永遠にあいこ、家族内SNSも“既読スルー”すら不可能になる可能性」と指摘。ネット上では、『お弁当のおかずを巡るガチバトル、全員同時に勃発』『双子家族限定のカラオケ大会、歌唱力は全員“平均点”』など、社会現象化も懸念される。今後沢渡家がどのように“個性”を取り戻すか、全国の双子家族も注目している。
コメント
一人が風邪ひいたら全員同時に寝込むのかな?家族会議がもはや量子力学の世界…ノーベル賞案件だろコレ。
私も…昨日から自分自身が五人に増えてる気が…して…ならない……あれ?あれれ???だれが本物の私デスカ?ミナサン……
ラップバトルされたら全員同時に同じフレーズ!MCバトルもただのこだま現象!ヒュゥ~~(笑)
なるほどな、やっぱり納豆カレーうどんを同時に食べるとスリッパまでコピーされるんだね。見落としてた。
これ、実は前から自分も家族の区別ついてなかった説。そもそも食卓の向かいに誰が座ってるかたまに謎なんだよな…