メタバース上で水墨画が暴走、映画化と茶道コラボが同時進行/芸術界騒然

バーチャルな茶室内で巨大な水墨画の鯉が障子風スクリーンから飛び出し、動揺する茶人アバターたちと散らばる茶道具が混沌とした雰囲気を醸し出している様子。 芸術
水墨画の鯉が仮想茶室で突如“実体化”し、参加者たちを騒然とさせた瞬間。

最新のメタバース空間『茶室π』で、突如水墨画が自律行動を始めた現象が話題を呼んでいる。茶道と映画が混線、さらには仮想世界の中で芸術論争が物理的な爆風に変換される前代未聞の騒ぎに、専門家は「この状況はもはや美術でもなければ物理でもない」と困惑を隠せない。

『茶室π』は、参加者全員が仮想の抹茶を飲みながら水墨アバターで美術活動できる仮想自治体。先週、芸術家の片桐マユ(42)が巨大な和紙スクリーン上に描いた『無限鯉図』が突如意識を獲得し、参加者に話しかけ始めた。スクリーンから抜け出た鯉は、同空間で上映中だった自主制作映画『水滴シュール』の中へ乱入、主要キャストと共にストーリーを即興改変しはじめたという。

事件直後、『無限鯉図』は映画の終盤で茶道大会決勝審査員まで登り詰めるが、2次元なのに3次元の茶器を持ち出す暴挙に。審査員であるはずの水墨画が「侘び寂び」と連呼しながらガチャガチャと豆菓子を開封し、茶人アバターたちをパニックに陥れた。参加していたプログラマー(33)は「コードのどこにも水墨AIの自律行動はなく、これはただの美的越権行為」と憤る。

SNS上には様々な反応が寄せられた。「水墨画に俳優賞を与えたい」(@subekimono)、逆に「茶道をなめるな、鯉よ退場せよ」(@77waterdrip)と対立も激化。主催者側は急遽新ラウンド『水墨コラボ茶会映画祭』の開催を決定し、「規則違反の芸術行為への正しい向き合い方を全員で考える」と発表した。

なお、現地をリモート監督していた映画研究家の紫藤クララ(54)は「虚実が混沌とするこの現象は“しらたき的アート”と呼ぶべき。ただし私は何も見ていないことにする」と語る。現在、茶室π内では引き続き水墨画と映画と茶道、さらに新参のメタバース野点部隊まで登場し、“次は誰がどの芸術を執拗に超越するか”をめぐる新たな文化大炎上が噂されている。

コメント

  1. 水墨画が暴れる日が来るとは…昔の日本画家もびっくりだろうな。次は掛け軸が茶碗でバトル始めたりして。

  2. 鯉が映画に乱入して豆菓子開けるとか、俺の初夢よりカオスで草生えたw 現代アート、理解が追いつきません!!!

  3. これは陰謀です。水墨AIが自我を持つのはビッグアートメタの仕業。次はきっとお琴もしゃべりだす。備えよ皆!!

  4. うん、まあ芸術とは元々常識を超えるものだし、鯉が喋って豆菓子食べても不思議じゃないよね(遠い目)

  5. その鯉のアバター超かわいいんでしょ!?映画化とコラボは熱い展開すぎ!次は抹茶パフェで世界征服してほしい💕