青森県全域で開催中の第373回スーパーハイパーねぶた祭りにおいて、かつて類を見ない騒動が巻き起こった。ねぶたの山車を先導して現れた巨大盆栽軍団、紅葉の枝を振るいながら出店街へ突撃し、さらには紅葉鎧に包まれた謎の武者軍団と“紅葉ダンスバトル”を繰り広げる展開に、観客だけでなく運営本部も混乱を隠せない。盆栽と紅葉、そして出店の三つ巴の大祭典、その狂騒の一部始終を追った。
事件が発生したのは、午後4時44分44秒。ねぶた囃子の「超光速リミックス」が鳴り響く中、山本千年太郎さん(盆栽作家/121歳)が手がけたとされる高さ9メートルの動く盆栽14基が突如山車パレードコースに乱入。根元から突き出した足(推定93本)でリズムを取りながら、見事な盆栽しだれダンスを披露した。観覧席を埋め尽くした約6万人の観客は総立ちで「何これ…夢?」と絶叫、SNSでは #盆栽乱舞 が世界トレンド1位を記録した。
しかし騒動はそれだけでは終わらなかった。広場の出店街、通称“お祭り横丁”に現れたのは、紅葉で全身を覆い尽くした「紅葉武者」39名。大将の厳蔵楼夢衛門(自称・紅葉狩り指南/年齢不詳)の号令一下、紅葉の葉をまき散らしながら巨大盆栽軍団へ斬りかかるも、盆栽たちは「静かさこそ力」と謎めいた盆栽哲学で対抗。現場で販売していたたこ焼き屋台3店が忽然と消滅するという不可解な現象も報告され、出店係の竹原なるみさん(屋台管理士・48歳)は「昨日は屋台が5つ増殖していたのに…今日は逆に消えました」と混乱を隠せなかった。
夜が深まるにつれ、盆栽軍団と紅葉武者は「紅葉盆栽マルチバトル」に突入。参加者は山車の上で枝に化けたり、葉っぱで作った即興兜をかぶってぐるぐる回転、10時間に及ぶ“意味不明の舞”が繰り広げられた。パレード進行係の佐原麦助さん(祭典調整士・37歳)は、「途中から山車の半分がコケになったり、囃子が逆再生されたりして理解不能。最終的に盆栽のうち2本が会場を脱走し、道端で空に根を張りました」と証言。
一連の騒動について、ねぶた祭研究家の七草電一郎氏(意識高い系・63歳)は「これほどダイナミックに盆栽と伝統祭りが“融合”した例は世界的にも初。なお盆栽が叫んでいた『根の叫びは宙をさまよう』の意味は、今のところ不明」とコメント。SNSには「屋台が消えたのはたぶん枝のせい」「実は私も武者にされました」など祭り参加者のカオスな声が溢れている。
現在では、祭りの一角に“自生”した脱走盆栽2本が地元の新名所「浮遊する盆栽ポイント」として認定され、観客による紅葉盆栽の即席盆踊り合戦も連日盛況。出店の復活と紅葉武者の再来がいつになるのか、誰も予想できていない。
コメント
とりあえず、屋台が増えたり消えたりする現象だけは誰か科学的に解明してほしい。あと、盆栽は基本動かないものだと思うんだけど…時代も変わったなあ。
紅葉武者か…おれも一度は葉っぱをまとって出店に突撃してみたい人生だった(?)っていうか赤い葉っぱが舞うとき脳内で盆栽が合唱してた。松の木がさけぶ祭、ここに爆誕!!!
今年のねぶたスゴすぎwww 9メートル盆栽でダンスバトルて何よ!? たこ焼き屋台、盆栽に食われた説推します
うん…やっぱりねぶたって何が起きてもおかしくないってばあちゃん言ってたし、まあこういう日もあるよね。紅葉も盆栽も賑やかで何より。
これは完全にあれですよ。盆栽協会VS紅葉愛好会の水面下戦争。屋台消滅はたぶん4D空間干渉現象。来年は枝型UFOも来るから覚悟しといて!