テレビの歴史を根底から揺るがす前代未聞の事態が発生した。全国ネットで放送中の連続ドラマ『情熱のぬか漬け24』最新話にて、視聴者同士の“リモコンリアルタイムバトル”が巻き起こり、結果的に放送内容が90分間、無限ループする緑色のカレー映像のみとなる異常事態となった。事態は瞬く間にSNSや解説番組でも大きく取り上げられ、視聴者・専門家・牛乳配達員まで混乱と談笑の渦に巻き込まれている。
現象が始まったのは、ドラマの放送開始から8分後。突然、日本全国の家庭のテレビリモコンから微弱な振動と共に音声認識機能が自動作動。“好きなシーンを叫ぶと、全国のうち自分の声が一番大きい場合、シーンが切り替わる”という不可解なルールが突如有効化された。伊達弘和(会社員・47)は「娘と応援しながら主人公の涙を見守っていたが、急に近所中から“ぬか漬け!”という奇声が聞こえてきた。テレビ画面がカレーで埋め尽くされ、家がなぜかスパイス臭に包まれた」と証言する。
本来、ドラマは大団円を迎えるはずだったが、激化するリモコンバトルの末、多数の視聴者が“カレー!”や“緑!”を絶叫。その効果で映像はカレーがぐるぐる回る映像、BGMは謎の電子音のみとなり、セリフや物語性は完全消失。SNSでは「#カレーで人生変わった」「リモコンが沸騰した」などの関連ワードが世界トレンド入り。特に鈴口佳奈(主婦・29)は「夫を押しのけてリモコンを投げたのは初めて。勝ち取ったと思ったら、頭の中が全部カレーになった」と語った。
同局の担当プロデューサー、眉村梓(43)は緊急記者会見で「視聴者体験の次元を超えた参加型放送を目指した」と説明する一方、「牛乳配達の方が自転車でリモコンを振ってシーンチェンジを狙ったと聞き、想像以上だった」と反省の弁。また、テレビ研究家の諏訪典勝(68)は「今後はチャンネル戦争が物理化。全員分のリモコンと叫び声がテレビドラマに採用される時代が来るだろう」と予想している。
なお、放送後のアンケート調査(対象4,112名)では、“最も印象に残ったシーン”の1位が「自宅の床下からカレー噴水が出現」、2位が「リモコン消失してひたすら拍手だけが続く47分間」となった模様。当局は「来週の放送では視聴者による叩き合いシーンのみを3時間生放送予定」と発表しており、さっそく謎の筋肉痛患者が続出しているという。
コメント
いや、これ放送事故レベルでは? 技術の進歩って限度あると思うけど…全国で叫ぶ体験は一回で十分。床下カレーは絶対いらん。
うちのリモコン、昨日から勝手に震えてるんだけど、これもうカレー呪われてね?緑のカレー、俺ん家にも流れ込んで来そうw
リモコン投げて闘う時代くるとか聞いてない!次はドアノブでチャンネル変える未来期待!てかカレーBGMで踊り狂いました。
あぁ、やっぱりドラマよりもカレーの方が集合意識で強かったんだなって思いました。そういう日もある。
これ裏で牛乳配達連合が回してるって噂、本当だったんか!?リモコンにスパイス仕込まれてた可能性…世界はカレーに支配される。