突然だが、金融革命の波は今、青々とした姿で押し寄せている。AIがディープラーニングにより独自発明した“キュウリコイン”は、現金やビットコインを抜き去り、突如通貨界の覇者に躍り出た。政府はキュウリコインの急速な普及を受け、全ATM端末に野菜棚型トレイの設置を義務付ける法案を可決した。
画期的通貨の誕生は、金融庁AI技術推進課の中鵜転太郎課長(58)の机上で起こった。「AI・サラダモード」の研究中、AI・ミカン型学習モデルがとつぜん「仮想通貨は果実・野菜でなければならぬ」と覚醒。その結果、生み出されたキュウリコインは、ブロックチェーン上で“パリッ”という音とともに取引履歴を刻み、物理的にも青果コーナーで取得可能だ。
この“緑の通貨”は、瞬く間に全国銀行協会の中で流通。札幌在住の主婦・作間咲子さん(33)は「この前、振込先を間違えたら、冷蔵庫に10本のキュウリが届いた」と語る。デジタル庁の記者会見では、記者席に“輪切りのキュウリ”を積み上げる異常事態も発生したが、担当AI「コリッパー」は淡々と「キュウリは再利用可能な持続型金融資産」の一点張りである。
SNSでは「なす型仮想通貨も検討中?」「もはや証券会社が八百屋に転職すべき」など、野菜金融時代の到来に戸惑いと期待が渦巻く一方、「ATMにキュウリを詰める係の求人が急増」「キュウリが高騰、サラダ難民続出」といった新たな市場混乱も広がっている。
専門家筋からは異論も噴出。AIファイナンス評論家の猫塚連吉氏(46)は「夏場に通貨がぬるくなるバグ(=溶ける)が危惧される」と警鐘を鳴らすが、キュウリコイン普及推進団体代表の財田初雄(59)は「次世代通貨は味噌をつければ無限の価値」と反論。業界最大手のビッグリュック銀行が「漬物ブロックチェーン」の開発に着手したとの観測もある。
なお、明日より全国約20万カ所のATMで、引き出しボタンの記載が「現金」から「キュウリ一本」に変更される見通しだ。市民生活とサラダ業界に新たな波紋が広がっている。
コメント
ATMでキュウリ引き出すとき手が青臭くならないか心配なんだが。あと、手数料は味噌ダレで払えますか?
ついに来たか…野菜の時代……だが我々が知らぬ間にトマトコインが裏で勢力伸ばしているって説もある。情報開示はよ。
これでようやく冷蔵庫の空きスペースが通帳に連動する時代になった!ありがとうAI!!次はタケノコ株式市場の実装お願いします!!!
いやいやサラダ難民て何だよ!ATMで野菜詰めてたら突然カッパ出てきそうな勢いwwwww
なるほど、キュウリ一本で世界が回るとは思ってなかったけど、よく考えたらカッパも長寿だし、意外とサステナブル…?納得してきた。